闘莉王が京都サンガF.C.へ完全移籍。J2を舞台に名古屋との因縁の対決も

2017年01月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全身全霊、自分の持てる力全てをかけて闘っていきます」

京都への完全移籍が発表された闘莉王。古巣との対決も興味を引くカードとなりそうだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 2016年シーズン終了後、名古屋グランパスからの退団が決まっていた田中マルクス闘莉王は1月6日、京都サンガF.C.への完全移籍が決まった。名古屋・京都の両クラブから発表された。

 闘莉王は、京都の公式サイトを通じて、以下のコメントを発表している。
「2017シーズンから京都サンガF.C.でプレーすることになりました、田中マルクス闘莉王です。歴史あるすばらしいクラブでプレー出来ることは光栄であり、チームの一員となったからには京都サンガF.C.がJ1に昇格するため、全身全霊、自分の持てる力全てをかけて闘っていきます。ファン、サポーターの皆さま、熱いご声援をよろしくお願いいたします」

 昨年8月に名古屋のジュロヴスキー前監督からの要請を受けた闘莉王は、名古屋への復帰を受諾。終盤戦の7試合に出場し、J1残留こそ叶わなかったものの、不振にあえいでいたチームの巻き返しに貢献している。しかし、シーズンを終えると、クラブ側との見解の不一致から対立が表面化。クラブを退団するとともに、"現役続行"もまた明言していた。

 2017年の戦いの舞台はJ2となるが、奇しくも降格した名古屋とともにJ1昇格を目指すことになる。その名古屋は風間新監督のもと、大きく体制を変えつつある。因縁がクローズアップされる古巣との対決も、大きな話題を呼び起こしそうだ。

 闘莉王の略歴は以下の通り。

田中マルクス闘莉王(たなか・まるくす・とうーりお)
生年月日 1981年4月24日(35歳)
出生地  ブラジル
身長/体重 185センチ/85キロ
ポジション DF
サッカー歴 ミラソルFC(ブラジル)→渋谷幕張高校→サンフレッチェ広島→水戸ホーリーホック(※期限付き移籍)→浦和レッズ→名古屋グランパス(2010~2015年)→名古屋グランパス(2016年9月~)
代表歴 2003~2004年/U-23日本代表
2006~2010年/日本代表(国際Aマッチ 43試合・8得点)
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