【現地1月3~4日の主な移籍】ヴィツェルを中国に奪われたユーベがリンコンを獲得。イトゥルベがトリノへ

2017年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヴィツェルは「断れないオファー」で中国へ。

トマス・リンコン(ジェノア→ユベントス)

■トマス・リンコン
・28歳/MF/ベネズエラ代表
・ジェノア→ユベントス(完全移籍)
・移籍金:800万ユーロ(約9億6000万円)
 夏に土壇場で逃し、冬の獲得に向けて動いていたアクセル・ヴィツェル(ゼニト)を天津権健に強奪されたユベントスは、次善の策だったベネズエラ代表で中盤を補強。ジェノアでは攻守の要を張った実力派で、アンカーとインサイドハーフで機能するだけに、マッシミリアーノ・アッレグリ監督にとって心強い存在となるはずだ。移籍金は800万ユーロ+ボーナス100万ユーロで、2020年6月までの3年契約。
 
 
■アクセル・ヴィツェル
・27歳/MF/ベルギー代表
・ゼニト→天津権健(完全移籍)
・移籍金:2000万ユーロ(約24億円)
 ユベントスと相思相愛だったが、ファビオ・カンナバーロが指揮官を務める天津権健から届いた年俸1800万ユーロ(約21億6000万円)という巨額オファーを受諾。ゼニトにとっても、半年後に契約満了を迎える選手が2000万ユーロで売れるという申し分ないディールとなった。本人は「ユベントスは常に誠実だった。ただ、家族のことを考えても、断れないオファーだった」と語っており、オスカールやカルロス・テベスなど大物を次々と釣り上げるチャイナ・マネーのパワーを改めて印象付けた。
 
 
■ティモテ-・コロジエチャク
・25歳/DF/フランス国籍
・セビージャ→ボルシアMG(完全移籍)
・移籍金:750万ユーロ(約9億円)
 希少価値の高いレフティーのCB兼左SBだが、ホルヘ・サンパオリ新監督の信頼を掴めず今シーズンのセビージャではバックアッパーに甘んじる。そこに目を付けたのがボルシアMGで、750万ユーロで落札した。左WGはオスカル・ヴェントが絶対的な地位を築いているだけに、手薄な3バックの左での起用が見込まれる。
 
 
■ファン・マヌエル・イトゥルベ
・23歳/FW/パラグアイ代表
・ローマ→トリノ(半年レンタル)
 夏にボーンマスからローマにレンタルバックし、主にヨーロッパリーグで出番を与えられたがノーインパクト。トリノへ貸し出された。両翼の主力であるアデム・リャイッチとイアゴ・ファルケとハイパフォーマンスを見せているが、控えが心許ないだけにチャンスはありそう。持ち前の打開力でアピールしたい。なお、同じく1月4日にはローマからトリノへレンタル中だったI・ファルケの完全移籍も発表された。
 
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