【天皇杯】これが小笠原満男という男。すでに視線は“20冠目”に

2017年01月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「さらにタイトルを重ねていけるように頑張っていきたい」

チームを牽引し、優勝に導いた小笠原。力強くカップを掲げた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

[天皇杯決勝]鹿島2-1川崎/2017年1月1日/吹田S
 
【天皇杯決勝PHOTO】鹿島がファブリシオ弾で今季二冠&通算19冠を達成!

 川崎との延長戦を制し、鹿島が6大会ぶり5回目の天皇杯優勝を飾った。今季、Jリーグチャンピオンシップとの二冠に大きく貢献したキャプテンの小笠原満男は、試合後のフラッシュインタビューで次のように語った。
 
「石井監督をはじめ、チームとして1年間を通して勝ちにこだわってタイトルを獲りに行くということを目標にやってきて、最後に天皇杯を獲れて非常に嬉しい」
 
 鹿島はチャンピオンシップ、クラブワールドカップ、そして天皇杯と連戦続きで、コンディションを崩す選手が少なくなかった。そのなかでのタイトル獲得に、「いろんな要素がありましたが、勝ちにこだわる戦い方ができたんじゃないかと思います」と手応えを感じていたようだ。
 
 また、小笠原自身は、この決勝で88分に途中交代でピッチを去ったが、代わりに出場したファブリシオが決勝ゴールをマーク。「(ベンチから)信頼してみていましたし、非常に頼もしかったです」と延長戦を勝ち切った仲間たちを称賛してもいた。チームを牽引する立場の小笠原とすれば、これも嬉しい要素のひとつだっただろう。
 
 ただし、これで満足するような男でもない。
 
「選手、スタッフ、サポーターが一丸となって戦えるのがこのチームの良さですし、さらにタイトルを重ねていけるように頑張っていきたいと思います」
 
 すでに視線は来シーズン――クラブとして"20冠"となる次のタイトルに向けられていた。
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