【天皇杯準決勝】大宮0-1川崎|川崎が初の決勝進出!風間体制、有終の美まであと1勝

2016年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

セットプレーからDF谷口が仕留める。

CKから谷口(5番)が先制点を挙げた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝、大宮アルディージャ対川崎フロンターレが、15:06にキックオフされた。

 勝てば初の決勝進出となる両チームの一戦は、立ち上がりからインテンシティの高い鍔迫り合いが繰り広げられた。川崎が開始早々にエウシーニョのクロスに合わせて大久保がシュートを放てば、4分には大宮の泉澤がドリブル突破からミドルでゴールを狙う。ただし、お互いに守備の意識も高く、最後のところで相手の攻撃を撥ね返し続けた。
 
 後半に入ると、いきなり大宮がビッグチャンスを迎える。江坂のパスを受けた泉澤がシュート。これはポストに阻まれるも、ゴール前のこぼれ球に反応したムルジャが再びゴールを狙う。しかし、このシュートが大きく枠を外れてゴールには至らない。
 
 すると61分、川崎が動く。登里に代えて大島を投入。ボランチの中村を一列上げてトップ下に据えてE・ネットと大島の2ボランチに。また、エウシーニョを右SBに下げて田坂を左MFにスライドさせるなど、大きく配置を変えた。
 
 一方の大宮も64分、マテウスに代えて家長を投入。両チームとも攻撃的な札を切り、先制点を狙いに行った。
 
 大宮はタイトなディフェンスからの素早い攻撃を軸に圧力を強め、一方の川崎もGKチョン・ソンリョンをはじめとする守備陣の奮闘から、ショートパスをつないでゴールに迫った。そして迎えた85分。ついに試合の均衡を破る先制点が、川崎に生まれる。
 
 中村のCKに反応したエドゥアルドが相手に競り勝ってゴール前に落とすと、これを谷口が右足で押し込んだ。
 
 結局、このゴールが決勝点になり川崎が1-0で勝利。Jリーグチャンピオンの鹿島が待つ決勝に駒を進めた。

 決勝は来年の1月1日。吹田スタジアムで14時キックオフの予定だ。なお、川崎のE・ネットは警告累積のため、決勝には出場できない。

【大宮0-1川崎 天皇杯準決勝PHOTO】川崎が初の決勝進出。悲願のタイトルまであと1勝!
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