【天皇杯準決勝】鹿島2-0横浜|柴崎、絶妙2アシスト! 土居、鈴木のゴールで鹿島が二冠へ王手!

2016年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

2010年以来、6大会ぶりの決勝進出!

土居、鈴木(34番)のゴールを引き出した柴崎(10番)。鹿島を6大会ぶりの決勝に導いた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[天皇杯準決勝]横浜×鹿島/2016年12月29日/長居

 第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズの一戦が、13:05にキックオフされた。

 リーグ王者の鹿島は、24日の準々決勝・サンフレッチェ広島から司令塔の柴崎岳がスタメン復帰。しかし、エースの金崎夢生は体調不良で欠場となった。一方の横浜は、中村俊輔がベンチスタートとなっている。

 立ち上がり、チャンスを作ったのは横浜だった。10分に左サイドから打開すると、クロスを受けたマルティノスが左足のシュート。ここはGK曽ヶ端準の好セーブに阻まれた。これを機に横浜がリズムの良い攻めを見せるが、鹿島もクラブワールドカップで見せた堅守で凌いでいく。

 すると鹿島も35分、中村充孝のクロスに柴崎がボレーで合わせるが、GK榎本哲也がファインセーブ。直後、横浜はカウンターから突破口を見出し、前田が至近距離から決定的なシュート。しかし、これも鹿島守備陣のブロックに阻まれ得点ならず。

 41分、鹿島は右サイドへ展開すると、柴崎のライナー性のクロスに土居聖真がヘディングで合わせる。これがGK榎本のセービングを破り、ゴールに吸い込まれる。鹿島が先制した。

 さらに鹿島は44分に柴崎がクロスバー直撃のシュートを放つなどチャンスを創出。鹿島がいいリズムを保ち、1点をリードして前半を折り返した。

 後半立ち上がりの46分、横浜はマルティノスのクロスに富樫敬真が合わせたが、GK曽ヶ端の正面を突き、ゴールならず。しかし、その後はセカンドボールの争いで鹿島が優位に立ち、鹿島が押し気味に試合を進める展開に。

 すると横浜は62分、攻撃のリズムを変えるべく、富樫に代えて中村を投入。直後のCKでは正確なキックで新井一耀の惜しいヘディングシュートを引き出す。

 一方の鹿島も66分、赤﨑秀平に代えて鈴木優磨を投入した。

 そして73分、永木の絶妙なスルーパスに反応した柴崎がペナルティエリア内に侵入。柴崎のクロスに途中出場の鈴木が左足で押し込み、鹿島が追加点をゲット。リードを2点に広げた。

 その直後、小笠原に代わって遠藤康が投入された。

 87分、鹿島は前線からの守備が機能し、相手のミスを誘ってボールを奪うと、ファブリシオが遠めから無人のゴールに向かって決定的なシュートを放つが、惜しくも枠を外れた。

 横浜も最後まであきらめず、90分には中村とのワンツーから齋藤学が決定的なシュートを放つが、GK曽ヶ端がファインセーブ。さらにアディショナルタイムにもセットプレーからポスト直撃のシュートもあったが、ゴールには至らず。

 結局、鹿島が2-0で横浜を下し、2010年以来、6大会ぶりの決勝進出を果たした。

【横浜 0-2 鹿島 天皇杯準決勝PHOTO】柴崎が2アシストの活躍!鹿島が2冠に王手
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