未来の“なでしこ”を探せ! 高校女子選手権・代表32校の注目ガールズ|北海道~東海編

2016年12月25日 高校サッカーダイジェスト編集部

世界を驚かせたリトルなでしこのサイドアタッカー

リトルなでしこの一員として世界を驚かせたMF宮澤ひなた。星瑳国際湘南の攻撃をリードする2年生エースだ。写真:西森彰

 今年で25回目を迎える全日本高校女子サッカー選手権。開幕が男子と同じ12月30日と早まり、大会史上初の年内スタートとなる。より緩やかなタイムスケジュールの下で、ハイレベルな熱戦が繰り広げられるだろう。
 
 先のふたつの年代別ワールドカップでは、U-20女子代表が3位、そしてU-17女子代表が準優勝を飾った。ヤング&リトルなでしこがふたたび脚光を浴び、今大会にもサッカーファンに感動を与えたタレントたちが多く参戦する。

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 ここでは、都道府県・地域予選を戦い抜いた32の代表校から1名ずつ注目選手をピックアップ。冬の女王決定戦を華麗に彩る"なでしこの蕾(つぼみ)"たちを一挙紹介する。

 前編となる今回は、北海道から東海地域までの18選手だ。
 
【高校女子選手権/必見タレント32選】
Part.1 北海道~東海編
 
FILE 01
林穂乃花 
はやし・ほのか
北海道文教大明清(北海道)/MF/3年
優れた危機察知能力と球際の強さで文教大明清の中盤を支えるボランチ。清野監督は「試合の流れを読む戦術眼がある」と厚い信頼を寄せる。セットプレーのキックも持ち味だ。
 
 
FILE 02
髙橋明里
たかはし・あかり
北海道大谷室蘭(北海道)/MF/2年
広い視野と安定したボールキープから繰り出すパスで攻撃を組み立てる。最上級生の不在時にはキャプテンマークを付け、1、2年中心のチームを鼓舞する若きチームリーダーだ。
 
 
FILE 03
鈴木日奈子
すずき・ひなこ
常盤木学園(宮城)/MF/3年
責任感の強いキャプテンは中盤で攻守のバランスを取りながら、つねに攻撃参加の機会を窺っている。相手守備の隙を逃さず、ミドルシュートで何度となくネットを揺らしてきた。
 
 
FILE 04
下山莉子
しもやま・りこ
聖和学園(宮城)/MF/3年
エース番号の「7」を背負う聖和の絶対エース。確かな技術、視野の広さと冷静さをベースに、相手の裏をかくプレーが最大の武器だ。富井との息の合った崩しも、注目に値する。
 
 
FILE 05
昆 冴香
こん・さえか
専大北上(岩手)/DF/2年
攻守両面で存在感を発揮するレフティー。主戦場は左サイドだが、ボランチやFW、GKまでも高次元にこなす。アシストが多い方だが、「全国ではゴールを決めたい」と貪欲だ。
 
 
FILE 06
宮澤ひなた
みやざわ・ひなた
星槎国際湘南(神奈川)/MF/2年
先のU-17女子W杯で、スピードに乗ったドリブルは「世界にも通用する部分かな」と自信をつけた。星槎国際湘南ではより相手ゴールの近くでプレーし、チャンスを演出する。
 
 
FILE 07
白井未来
しらい・みく
湘南学院(神奈川)/FW/3年
2015年秋から主将を務めたことで精神的に成長。技術に優れるだけでなく、勝負強さも兼備したFWに変貌した。「声を出し続ける」と語るとおり、チームのサポートを欠かさない。
 
 
FILE 08
松本茉奈加
まつもと・まなか
十文字(東京)/MF/3年
首都の名門が誇るスピードスターは今季、チャレンジリーグ入替戦など重要な試合で得点を重ねている。選手権は無得点ながら、「6年間の集大成。恩返ししたい」と活躍を誓う。
 
 

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