PKを7本で4回失敗…ミランのニアングが傷心「次はラパドゥーラに譲る」

2016年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ローマ戦の失敗はミランにとって痛恨。

2試合連続でPKを失敗したニアング。さすがに本人も傷心だ。写真:Alberto LINGRIA

 12月12月のローマ戦(セリエA16節)で、ミランのFWエムバイ・ニアングがまたもやらかした。
 
 ジャンルカ・ラパドゥーラが倒されて得た27分のPKのチャンス。右足インサイドキックで丁寧にゴール右側を狙ったが、相手GKのヴォイチェフ・シュチェスニーに完璧に読まれて弾かれる。
 
 ニアングは8日前のクロトーネ戦でも、ファウルを受けたラパドゥーラとキッカーを巡って小競り合いをした後、同じく相手GKのセーブに遭っており、これで2試合連続のPK失敗。2-1で勝利した前節は結果に直結しなかったが、この日は62分にラジャ・ナインゴランの決めたゴールが決勝点となって0-1で敗れただけに、ニアングのPK失敗はミランにとって最大の痛恨となった。
 
 昨シーズンからミランでPKを蹴る機会が増えたニアングだが、これまでローマ戦を含めてトップリーグ(リーグ・アンとセリエA)でPKを7回蹴って4回失敗。とりわけ今シーズンは3本中1本しか成功しておらず、PKキッカーとしての責任を果たせていない。
 
 ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合後、「試合前にチームと話して、第一キッカーがニアング、第2キッカーがラパドゥーラと決めていた。残念ながら失敗してしまったね」とコメント。さらにニアング本人は、次にように語っている。
 
「僕にとって苦しい時期が続いている。今日もPK失敗の責任を負った。申し訳なく思っている。ラパドゥーラとの間に問題はない。今日も蹴る前に落ち着いて集中するんだって声をかけてくれた。ただ、次はラパドゥーラに譲ろうと思う。彼はそれに値すると思う」
 
 ミランの次の試合は12月18日のアタランタ戦(セリエA17節)。再びPKのチャンスが巡ってくれば、キッカーに要注目だ。
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