ニアングのPK失敗が響いたミラン、ローマに惜敗…本田は84分から登場も違い作れず

2016年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニアングが2試合連続でPKを外す…。

84分から登場した本田だが、なかなか前を向けず、チャンスには絡めなかった。写真:Alberto LINGRIA

 現地時間12月12日、ローマのオリンピコでセリエA16節のローマ対ミラン戦が開催された。
 
 前節を終えて勝点32の2位で並ぶ両者の直接対決。ローマはサラー、フロレンツィ、パレデスと中盤から前に怪我人が続出しており、ゼコを1トップに置き4バックと3バックを流れの中で使い分ける可変システムを採用する。
 
 一方のミランは故障明けのボナベントゥーラとバッカ、出場停止のクツカが欠場し、インサイドハーフがベルトラッチとパシャリッチ、CFにラパドゥーラが入る。モンテッラ監督が前日会見で先発起用を示唆していた本田圭佑は結局、6試合連続のベンチスタートとなった。
 
 2分にゼコが際どいシュートを放つなど序盤はローマが主導権を握るが、ミランは26分、ベルトラッチのスルーパスに反応したラパドゥーラがGKシュチェスニーに倒されてPKを奪取。しかし、前節にもPKを外していたニアングのキックは見事にセーブされて、先制の機会をみすみす逃した。
 
 36分には縦パスに抜け出したゼコがシュートするが、わずかに枠外。ローマは接触で左足を痛めたB・ペレスがプレー続行不可能となり、42分にエル・シャーラウィとの交代を強いられる。その後はお互いに決定機がなく、スコアレスでハーフタイムを迎えた。
 
 後半もローマのペースで試合は進み、62分、ついに先制点を奪う。後方からのボールを上手くトラップして斜めに突進したナインゴランが、ペナルティーエリア外から左足でミドルシュートを決めた。
 
 ミランは67分にベルトラッチに代えてM・フェルナンデス、さらにその4分後にはラパドゥーラに代えてL・アドリアーノを投入し、システムを4-3-3から4-2-1-3に修正して攻撃陣をテコ入れした。それでもゴールを奪えず、モンテッラ監督は84分、パシャリッチに代えて本田をピッチに送り出す。
 
 本田は最初は左、その後は右のウイングに入ったが、相手のプレスに苦しんで大きな仕事はできず、ミランもゴールチャンスを作り出せず。1-0でローマが勝ち切り、単独2位となった。
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