【クラブW杯展望】赤崎、中村、植田を主力組でテスト。鹿島が4強懸けアフリカ王者と激突

2016年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

開幕戦で決勝弾の金崎は再びベンチスタートか。

鹿島は開幕戦から先発3人を入れ替えか。金崎は第1戦に続き、ベンチスタートか。

クラブW杯準々決勝
鹿島アントラーズ - サンダウンズ
12月11日(日)/19:30/市立吹田サッカースタジアム
 
 鹿島は11日、世界一を決めるクラブワールドカップの準々決勝でサンダウンズ(アフリカ王者・南アフリカ)と対戦する。前日10日に公式会見に臨んだ石井正忠監督は「まずはオークランドに勝てて、明日の試合に向けることが出来て良かったと思います。短い期間ですが、しっかり準備をしてきた」と手応えを口にし、同席した永木亮太も「トーナメントなので、明日の試合に勝つことしか考えていません」と意気込んだ。
 
 横浜から大阪への移動を挟み、中2日で迎える一戦。石井監督は先発メンバー多少変更するようだ。まずは、左足首の捻挫を負うエース金崎夢生について。「今日も一緒にトレーニングしました。状態は日に日に良くなっている。あとは彼と話して、コンディションの部分」としながらも、「これから決めたいと思います」と明言は避けた。この日の練習では主力組に入れなかった模様で、1回戦でもゴールを決めた赤崎秀平がテストされたようだ。
 また、左MFには中村充孝を配し、ボランチには中2日の日程を考慮し、ポジションを1つ下げる形で柴崎岳を入れた。さらに、左足に不安を抱えるファン・ソッコのポジションには、植田直通が入った。この日の練習通りであれば、初戦から3人の先発メンバーを入れ替えることになる。
 
 石井監督は「過密日程を戦うことで、チーム全員の力を合わせて戦う。コンディション、対戦相手の分析結果でメンバーを選びたい」と話した。
 
 この試合でポイントになるのが、アフリカ対策だ。クラブとしても、所属する選手も経験値が少ない。独特のリズム、高い身体能力。それらにどう対処するか。指揮官も「私自身、アフリカ大陸のサッカーの試合は多くは見ていないので、はっきりしたことは言えません」と口にしており、試合に入ってからの対応力が求められる一戦だ。
 
 永木は「攻撃では流れが良くない時間にセットプレーで取れれば、楽になる。自分以外にも良いキッカーがいるので、うまく点を取ることができれば楽になると思います。守備のセットプレーもしっかり守っていければと思います」と話し、手応えを感じているセットプレーで先手を取りたい考えだ。
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