違約金はなんと120億円! トリノが新鋭FWと新契約を結び、アーセナルやマンUを牽制する

2016年12月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

クラブ首脳陣の期待の高さを物語る巨額の契約解除金。

ここまで得点ランク3位の10ゴールを挙げるなど、トリノを力強くリードするベロッティ。今後のさらなる活躍に期待がかかる。(C)Getty Images

 セリエAで好調を維持するトリノのエースFW、アンドレア・ベロッティが、現地時間12月4日に契約を延長。2021年6月30日までの新契約を結んだ。

 パレルモで頭角を現わし、15年夏に加入したトリノで昨シーズンは12ゴール。今シーズンはここまで得点ランク3位の10ゴールを叩き出す出色の活躍で、チームを力強く牽引する。

 イタリア代表では、昨シーズンにトリノで師事したジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の下、9月1日のフランス戦でデビュー。以降は、負傷欠場したイスラエル戦を除く全4試合に出場して3得点をマークするなど、着実に足場を固めつつある。

 進境著しいこの優良株には当然、クラブ首脳陣から並々ならぬ期待が寄せられている。それは、新たに設定された契約解除金からもわかる。その額なんと1億ユーロ(約120億円)。ウルバーノ・カイロ会長によれば、これは国外クラブに対してのみの設定額だが、22歳の若者には異例の額だ。

 実際、アーセナルをはじめマンチェスター・Uやエバートンなどプレミアリーグ方面から熱視線が注がれているようで、このまま活躍を続ければ来夏には激しい争奪戦となるのは必至。今回の契約延長と巨額な違約金の設定は、トリノがそれを見越して先手を打った格好と言っていいだろう。
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