5試合ぶり出場の本田が決勝点に絡む! ミランがクロトーネに逆転勝利

2016年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

本田は左サイドハーフに入り、FKから決勝点に絡む。

81分から途中出場した本田。FKから決勝点に絡んだ。(C)Getty Images

 現地時間12月4日、ミラノのサン・シーロでセリエA15節のミラン対クロトーネ戦が開催された。
 
 最下位に沈むクロトーネをホームに迎えた2位タイのミランは、怪我のボナベントゥーラと休養を与えたクツカに代わってソサとパシャリッチがインサイドハーフで先発し、故障中のバッカの代役として2戦連続でラパドゥーラがCFに入る。本田圭佑は5試合連続のベンチスタートとなった。
 
 序盤からボールを支配したミランだが、4DF+4MFの2ラインで壁を築くクロトーネをなかなか崩せず。8分にソサ、19分にラパドゥーラ、21分にニアングが放ったシュートもゴールの枠を捉えられなかった。
 
 そして、26分には一瞬の隙を突かれて失点。ゴール前に走り込んだローデンに粘られ、最後はファルチネッリに左足で押し込まれた。クロトーネが先制に成功する。
 
 失点を機にさらなる猛攻を仕掛けたミランは41分、早くも同点に追いつく。スソのCKのボールをニアでパレッタが頭で逸らし、中央にいたパシャリッチがヘディングで押し込む。クロアチア代表MFにとっては嬉しいミランでの初ゴールとなった。
 
 後半早々の51分にミランは、ペナルティーエリア内でラパドゥーラがクリセティグに倒されてPKを獲得。しかし、ニアングのシュートは相手GKコルダズに弾かれて、勝ち越しのチャンスを逃した。
 
 その後のミランは攻めながらゴールが割れない時間が続き、73分にはソサに代えてL・アドリアーノを投入。そして81分には、ニアングとの交代で本田が投入された。
 
 5試合ぶりに出番を得た日本代表MFは、左サイドハーフの位置で積極的な動きを披露。最初のドリブルこそ失敗したものの、その後もオフ・ザ・ボールの動きを繰り返して攻撃を活性化する。
 
 そして86分には自ら倒されて得たFKから、決勝点に絡む。本田は左サイドから中央にクロスを上げると、ペナルティーエリア内でトロッタがクリアミス。中央にいたラパドゥーラがこれをひろい、右足で蹴り込んでゴールネットを揺らした。
 
 この1点を守り切ったミランは、2連勝で2位タイの座をキープ。12月11日には勝点で並ぶローマとの直接対決に臨む。
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