【J1昇格プレーオフ】重圧から解放された山口も感涙。「自分は半年で帰ってきた身だし…」

2016年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自動(昇格)ではなかったですが、こういった形で昇格できたのが嬉しく思います」

J1復帰に導いた山口(41番)がプラカードを掲げた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1昇格プレーオフ]C大阪1-0岡山/12月4日/金鳥スタ
 
 勝利を告げる笛が鳴った瞬間、山口蛍はピッチに突っ伏して両手で顔を覆った。しばらくして起き上がると、その目には涙が浮かんでいた。
 
「自分は半年で帰ってきた身だし、J1に昇格できなければ帰ってきた意味がないと思っていました」
 
 山口は15年12月にドイツのハノーファーに完全移籍。満を持して海外挑戦に踏み出したが、今年6月に完全移籍でC大阪に"復帰"した。わずか6か月での出戻りに、周囲からは懐疑的な声も上がっていた。
 
 それだけに、山口にとって「J1復帰」は絶対に果たさなければならない目標だったのだろう。
 
「自動(昇格)ではなかったですが、こういった形で昇格できたのが嬉しく思います」
 
 そう語った山口の表情は、プレッシャーから解放された安堵感と、チームをJ1に導いた充実感に満ちていた。

【昇格プレーオフPHOTO】C大阪が3年ぶりのJ1復帰
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