【京都】主力の山瀬ら4選手を契約満了により放出。「残念だが、これがプロの世界」

2016年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

山瀬は今季7ゴールを奪うも…。

11月27日の昇格プレーオフ準決勝・C大阪戦でも先発した山瀬。京都では4シーズンを過ごした。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J2の京都サンガF.C.は12月1日、MF山瀬功治、MF佐藤健太郎、FW有田光希、MF国領一平の4選手との来季の契約を更新しないことを発表した。

 今年35歳を迎えた山瀬は2013年に京都に加入し、4シーズンで128試合に出場し、19得点をマーク。今季は34試合・7得点の活躍を見せていた。
 山瀬は、クラブを通じて、「今回こういった形になり、非常に残念ではありますが、これがプロの世界だと思っています。プロサッカー選手として、チームの判断をしっかりと受け止め、次に向けて頑張っていきます。サポーターの皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ここで伝えきれない自分の気持ちは、改めて伝えさせてください。本当にありがとうございました」と述べている。

 今季加入した佐藤は、34試合に出場し0得点。「サンガの一員としてピッチで戦えた事、たくさんの人と出会えた事、この経験を大切にして前に進んで行きます」などとコメントを残した。

 C大阪との昇格プレーオフ準決勝では追撃の同点ゴールを奪った有田は、昨季に続いてシーズン5ゴールをマーク。「これからも共に闘い、J1を目指したかったですが、契約満了という形で退団となり残念です。来シーズンのことはまだ決まっていませんが、試合で会うときは熱い闘いをしましょう。3年間、本当にありがとうございました!」とコメントしている。

 アカデミー時代からの生え抜きである国領は、今季4シーズンぶりにチームに復帰。10試合に出場したが、定位置を掴むことはできなかった。「ジュニアユースから数えて10年間、お世話になりました。サンガの力になりたい、J1昇格に貢献したい、サンガでタイトルをとりたい、恩返しをしたい、その気持ちをずっと持ちながら期限付き移籍中も、そして今年も過ごしてきました。実際は、全く貢献できず、恩返しができなかった。それが1番心残りで、サポーターの方にもサンガで活躍する姿をもっと見せたかったです。10年間ありがとうございました」とのコメントを発表している。

 また、今季はアルビレックス新潟シンガポールに期限付き移籍していたFW三根和起も契約満了に伴い、来季の契約を更新しないことが発表された。国領と同期のアカデミー出身である三根は、「高校1年生から8年間、本当にお世話になりました。特に育成からお世話になっているスタッフの方々にはとても感謝しています。たくさんの経験を積ませていただいたクラブへの感謝を、ピッチ上で返せなかったことはとても悔しいですし申し訳ない気持ちでいっぱいです。京都サンガ F.C.でお世話になったたくさんの人に感謝してます。8年間本当にありがとうございました」とコメントを発表している。
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