サウスゲイト、イングランド代表監督の正式就任に「全力を捧げる覚悟」と意気込む!

2016年12月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

元代表選手の就任は2000年のキーガン以来。

テストの意味合いが強かった4試合の暫定指揮を終え、正式監督に指名されたサウスゲイト。4年間の長期契約を無事に全うできるか注目だ。 (C) Getty Images

 現地時間11月30日、イングランド・サッカー協会(FA)は、ガレス・サウスゲイト監督がA代表の指揮官に正式就任したことを、公式サイトで発表した。
 
 FAによるとサウスゲイトとの契約は4年で、2018年ロシア・ワールドカップやEURO2020でチームの指揮を執ることになるという。さらに英メディア『BBC』などによれば、年俸は200万ポンド(約2億9000万円)と報じられている。
 
 現在46歳のサウスゲイトは、現役時代にCBとしてクリスタル・パレス、アストン・ビラ、ミドルスブラなどで活躍し、イングランド代表としても57試合に出場した。
 
 監督キャリアは、2006年にミドルスブラで選手兼任監督としてスタート(同年に現役引退)させ、2013年からはイングランドU-21代表の監督に就任。今年9月には、英紙『テレグラフ』のおとり取材で"脱法行為"を発言したことにより辞任したサム・アラダイス氏の後任としてA代表の暫定監督に就任。4試合を指揮し、2勝2分けの成績を収めていた。
 
 正式就任が決まったことについて、サウスゲイトは以下のコメントを残している。
 
「正式に任命されたことをとても誇りに思う。だが、就任はあくまで通過点に過ぎない。私はこの任務を成功させたいんだ。選手たちと一緒に戦ってきたこの4試合を楽しめたし、今のチームには大きな可能性がある。サポーターたちが誇りに思い、成長を楽しめるようなチームを作るために私は全力を捧げる覚悟だ。この瞬間から私のハードワークが始まるよ」
 
 強い意気込みを語ったサウスゲイトを監督に任命したFAのマーティン・グレンCEOは「彼はこの4試合で素晴らしいパフォーマンスを見せていた。そして厳しい面接の人選プロセスにおいても、我々を納得させた。ガレスはFAを代表する偉大な人間で、フットボールにおいて素晴らしい戦術家でありリーダーである」と新監督の手腕と人間性を高く評価した。
 
 2000年のケビン・キーガン氏以来となる元代表選手の指揮官となったサウスゲイトの初陣は、2017年3月22日に行なわれるドイツとの国際親善試合となる。
 
 
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