バルサ、“鬼門”アノエタでまたも勝てず…。ピケは「これではリーガに勝つのは難しい」と低調なチームを指摘

2016年11月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ルイス・エンリケも「引き分けたのは、ほぼ奇跡」と振り返る。

メッシの得点で何とかドローに持ち込んだバルサ。しかし、試合内容は勝利に値するものではなかった。 (C) Getty Images

 11月27日(現地時間)、サン・セバスティアンのアノエタでリーガ・エスパニョーラの13節、レアル・ソシエダ対バルセロナが開催された。
 
  2007年5月5日のリーガ・エスパニョーラ33節以来、勝てていない"鬼門"「アノエタ」に乗り込んだバルサは、53分にウィリアン・ジョゼに先制点を奪われてしまう。
 
 59分後にリオネル・メッシのゴールで同点としたバルサだったが、その後も終始相手にペースを握られ、76分にはカルロス・ベラにあわや勝ち越しという惜しいシュートを放たれるなど劣勢を強いられた。
 
 結局、試合はそのまま1-1で終了し、バルサの「アノエタ」での戦績を7戦未勝利(2分け5敗)となった。
 
 試合後、バルサの指揮官ルイス・エンリケは「1−1で終えたのは、ほぼ奇跡だ。我々は引き分けにも何にも値しなかった」と振り返った。
 
 さらにルイス・エンリケは、「前半は明らかに彼らの方が優勢だった。後半もそうあり続けたとは思うが、それでも少しだけ改善された。しかし、彼らを苦しませるのには程遠かったと言わざるを得ない。我々は最終的に勝つ可能性もあったが、それは不当以外の何物でもないよ。今はただ、彼らを祝福するだけだ」と相手を称えた。
 
 また、ジェラール・ピケは、「ソシエダは素晴らしいプレッシングを見せていたし、彼らの美点をかき消してはならない」と相手を称えたうえで、「これではリーガに勝つのは難しい。マドリーにさらに差を付けられたことは、心配していない。でも、今日はほとんどうまくいかなかった」と低調なチームパフォーマンスを指摘した
 
 難所で足踏みとなったバルサは、勝点を27とするにとどまり、首位レアル・マドリーとの差は6ポイントに広がった。そんななかで迎える次節のマドリーとの「クラシコ」は、タイトルを争う上で負けられない一戦となりそうだ。
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