【EL】新たに9チームが次ラウンドへ! インテルは2点先取からの逆転負けで最下位敗退…

2016年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本人選手で唯一勝者となった瀬戸のアストラは望みを繋ぐ。

第1節に続いて伏兵H・ベエルシェバに無残な逆転負け……。スタメンに抜擢された長友も、悪い流れを変えられなかった。 (C) REUTERS/AFLO

 11月24日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第4節の全24試合が、欧州各地で行なわれた。
 
 今節で決勝トーナメント進出を決めたのは9チーム。APOEL、オリンピアコス、アンデルレヒト、サンテティエンヌ、ローマ、ヘンク、アスレティック・ビルバオ、クラスノダール、スパルタ・プラハだ。
 
 グループB、C、F、Iは勝ち抜け2チームが決定。また、ゼニト・サンクトペテルブルク(D)、ローマ(E)、アヤックス(G)、シャフタール・ドネツク(H)、シャルケ(I)、S・プラハ(K)は、各グループの首位を決めている。
 
 今節、出場を果たした日本人選手は、サウサンプトンの吉田、インテルの長友、アストラの瀬戸の3人で、勝利を飾ったのは瀬戸のみ。スタメン出場でオーストリア・ウィーンをアウェーで撃破するのに貢献、チームは3位に浮上し、最終節での突破に望みを繋いだ。
 
 サウサンプトンは敵地で1点を返せずS・プラハの首位突破を許したが、驚きの敗戦はインテルだ。ハポエル・ベエルシェバに再び足元をすくわれたのだ。しかも2点をリードしておきながらの逆転負けである……。
 
 新監督ピオーリの下、初陣となった先週末のミラノダービーでは良い内容のサッカーで光明を見出したものの、ついにELでは良さを見せないまま、最下位でのグループステージ敗退が決まった。
 
 インテルだけでなく、今節はローマを除くイタリア勢が不調。フィオレンティーナはホームでPAOKに終了間際の決勝ゴールを許して足踏み、サッスオーロはアスレティック・ビルバオに2-3の敗北を喫し、こちらはインテル同様に32強入りの望みが潰えた。
 
 久保のヤングボーイズ、武藤のマインツ、南野のレッドブル・ザルツブルクも敗退が決定。内田が復帰間近とされるシャルケは前節で勝ち抜けを決めており、今節も全勝を守った。他の全勝チームは、ゼニト、シャフタールである。
 
 注目のマンチェスター・ユナイテッドは、ルーニーらによる4ゴールでフェイエノールトに大勝。最終節の相手は最下位のゾーリャ・ルハンスクであり、グループステージ突破の可能性は極めて高いと言えよう。
 
 一方、最終節を前に大混戦となったのは、グループL。首位オスマンルスポルから最下位チューリヒまでの勝点差がわずか1という状態で、現在の順位が一気に変わる可能性もあり、非常に興味深い。
 
 いよいよ決着の時を迎えるEL。注目のグループステージ最終節は、12月8日(木)に行なわれる予定だ。

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