現地時間11月10日、アルゼンチンはロシア・ワールドカップ南米予選11節のブラジル戦で０-３の大敗を喫した。
 
　序盤はリオネル・メッシを起点に敵陣に攻め入り、主導権を握ったアルゼンチンだったが、24分に左サイドを突破されてコウチーニョに先制点を奪われると、45分にネイマール、59分にパウリーニョと立て続けに失点。頼みの攻撃陣も最後まで封殺され、万事休すとなった。
 
　為す術もなく敗れさったアルゼンチン。その試合後、ボランチのハビエル・マスチェラーノは「今、多くのことを考えてしまって不安になっている。僕らは傷ついているよ」と敗戦を嘆いた。
 
　バルセロナの同僚でもあるネイマールとのマッチアップではことごとく競り負け、フラストレーションも溜めていたマスチェラーノは、「今日は多くのスペースを与えてしまった。ブラジルの２点目は僕らに大きいダメージを残した」とネイマールに奪われた２失点目を振り返った。
 
　さらにマスチェラーノは、今回の敗戦でジャンプアップできず、自動的にワールドカップ出場権が与えられる４位入りにを危ぶむ声が挙がっていることについては、「僕らがもう終わりかどうかは分からない。でも、状況はとても複雑だ。ただ、他会場の結果も伸びなかったことは幸運だったね」とコメントした。
 
　15日にホームで行なわれるコロンビア戦へは「もう一度、全て考え直して一丸とならないといけない。僕らはもう言い訳はできない。自分たちのためにも立ち上がって働く必要がある」と悲痛な表情で語った。
 
　宿敵ブラジルに一蹴され、ワールドカップ出場に向けて窮地に立たされたアルゼンチン。15日のコロンビア戦では何が何でも勝利をしたいところだ。