「成長してアーセナルに戻りたい」代表復帰のウィルシェアが目標を語る

2016年11月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

サウスゲイト代表監督も「彼はトップレベル」と評価して代表招集。

ボーンマスでは3試合連続でフル出場を果たすなど、不安視されるコンディションに問題は見られないウィルシェア。 (C) Getty Images

 ボーンマスのジャック・ウィルシェアが11月6日、イングランド代表に復帰した。
 
 現在、ボーンマスの主軸を担っている24歳のMFが、ユース年代から過ごしてきたアーセナルを飛び出す決心をした理由をイギリスメディア『BBC』が伝えている。
 
 2008年にアーセナルでクラブ最年少となる16歳256日でトップデビューを飾ったウィルシェアだったが、近年は度重なる怪我に悩まされ、昨シーズンも出場わずか3試合に留まるなど、キャリアは停滞傾向にあった。
 
 そんなウィルシェアは、「僕はプレミアリーグで戦えなかった。ビッグゲームでチームの一員としていたかったんだ。少しキャリアが停滞したとしても、もう一度、フットボールを愛する気持ちを感じたかった」と移籍前の心境を告白した。
 
 最終的にセリエAのミラン、ローマからのオファーを蹴って、ボーンマスと1年レンタルの契約を結んだウィルシェアは「アーセナルに残ることもできたんだ。でも、僕はカップ戦だけの出場やベンチメンバーじゃなくて、それ以上の役割を望んでいたんだ」と決断理由を明かした。
 
 そのボーンマスでは、加入時に「チームに自信が生まれる」と大きな期待を寄せたエディー・ハウ監督から出場機会を与えられているが、本人は「僕はプレーヤーとして成長したい。今シーズンが終わってからアーセナルが僕を戻してくれたらいいね」と古巣への復帰を切望している。
 
 そんなウィルシェアを、代表に復帰させたガレス・サウスゲイト暫定監督は「彼はトップレベルのプレーができると思う。我々はずっとそう感じていた。ボーンマスでは3試合にフル出場したし、もう一度チームに含めるのに最高のタイミングだった」と招集理由を明かしている。
 
 イングランドは11月11日に、公式戦では1999年11月3日のEURO予選以来となるスコットランドとのダービーマッチを戦う。両者のプライドが衝突する一戦で、ウィルシェアに出番は回ってくるのか。
 
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