名古屋がジュロヴスキー監督との契約を更新せず「最終戦後の歓声、拍手は忘れない」

2016年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「悲しい気持ちでいっぱい」

名古屋はジュロヴスキー監督との契約を更新せず、新体制で来季に臨むことになった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 J1の名古屋グランパスは11月6日、ボスコ・ジュロヴスキー監督との来季の契約を結ばないことを発表した。

 ジュロヴスキー監督は、降格危機に瀕したクラブからの要請を受け、小倉隆史前監督からバトンを引き継いで、今シーズンの第2ステージ10節・FC東京戦から指揮を執った。ジュロヴスキー監督に率いられたチームは、再加入した闘莉王を中心に立て直し、一時は14節に残留圏の15位まで浮上したものの、15節に再び降格圏へ逆戻り。上昇時の攻撃面での勢いを失うと、最後はディフェンスも崩壊。最終節も湘南を相手に1-3で落とし、降格が決定した。

 ジュロヴスキー監督は、退任に際し、「悲しい気持ちでいっぱいです」とコメント。以下、クラブを通じて次のように声明を出した。

「出来ることなら、もう少しだけ時間があれば、違う結果になっていたかもしれません。
 ただ、そういった限られた時間の中で、選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆さんの お陰で充実した時間が過ごせました。
 皆さんへの感謝は尽きません。
 何より本当に、ファン・サポーターの皆さんの想いは私に多くの力を私に与えてくれました。
 特に、アルビレックス新潟戦前のファン・サポーター皆さんからのメッセージ動画は、 お互いにリンクしているという絆を実感させられました。
 それが新潟戦の勝利に繋がったことは言うまでもありません。
 本当に感謝しています。
 また湘南ベルマーレ戦後、私の挨拶時にスタジアム全体から沸き起こる歓声、 拍手を生涯忘れることは無いと思います。
 たとえクラブがJ2となっても、私や選手がクラブを去っても、名古屋グランパスと ファン・サポーターの皆さんは常にあり続けます。
 だから、ファン・サポーターの皆さんには私からお願いがあります。
 これからも名古屋グランパスを支え続けて下さい。
 名古屋グランパスが再びJ1のクラブとなるために、皆さんの想いで力を与えて下さい。
 私から、名古屋グランパスと名古屋グランパスを愛する全ての人々へメッセージを贈ります。
 この言葉を忘れないでください。
"VIVA GRAMPUS"。
 名古屋グランパスのJ1昇格だけではなく、それ以上の飛躍と発展を心から願っています」
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