【J3速報】“神童”・久保がJ3最年少出場記録を更新。違いは見せるもデビュー戦を勝利で飾れず

2016年11月05日 サッカーダイジェスト編集部

久保、平川のU-16日本代表コンビが共演!

後半のスタートから出場した久保がJ3最年少出場記録(15歳5か月1日)を更新した。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 J3の28節、FC東京U-23対長野の試合が11月5日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開催された。

久保健英がFC東京ーU23対長野パルセイロ戦でJリーグ最年少デビュー

 注目の久保建英は後半の頭、46分から途中出場。J3最年少出場記録(15歳5か月1日)を更新。それまでの記録は、同僚の平川怜が10月30日の相模原戦で打ち立てた16歳6か月10日だった。
 
 久保はベンチ、平川はスタメンで始まった試合は、開始直後に長野がビッグチャンスを迎える。その後はFC東京U-23も押し返したものの、長野ペースでゲームは進んだ。
 
 均衡が破れたのは17分。CKから松原優吉がドンピシャで合わせ、長野が先制。
33分にはロングスローから大島嵩弘が決めて長野がリードを2点に広げる。
 
 FC東京U-23も盛り返そうとパスワークで崩しに掛かるが、縦パスがなかなか入らず。また、ラストサードでの精度を欠いた攻撃は迫力不足。長野が握り続ける主導権を奪えない。そのまま前半を終了した。
 
 すると、後半の開始とともに小山拓哉と交代で久保がピッチに。スタンドからは拍手と歓声が巻き起こった。
 
 システムを変えたFC東京U-23は、勢いそのままに敵陣へと雪崩込んだ。久保もファーストタッチの巧みさや空いたスペースに上手く入る動きで攻撃の活性化を図る。
 
 前半と打って変わって攻勢に出ると、70分に小川諒也のクロスに林容平が頭で合わせて1点を返した。78分にはGKのスローイングからカウンターを発動。得点には至らなかったが、久保が決定機を演出するスルーパスを披露した。
 
 さらに久保が魅せる。82分に敵陣の左サイド深くでボールを持つと、ドリブルで相手を翻弄。ペナルティエリア内から、あわやというマイナスのクロスを供給した。
 
 しかし、反撃もここまで。久保、平川が共演した後半の45分間で点差を縮めたものの、両者は得点に絡まずにタイムアップ。久保は"違い"を見せつけはしたが、デビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。
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