【FC東京】J3最年少出場記録を更新した平川。「将来は…」と試合後に大胆発言

2016年10月30日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

"平川投入”で試合の流れは変わった。

相模原戦でJリーグデビューを果たした平川。(c)J.LEAGUE PHOTOS

 10月30日、味の素フィールド西が丘でFC東京U-23とSC相模原の一戦が行なわれた。この日J3の試合に初のメンバー入りを果たした平川怜(二種登録)が61分から途中出場。J3での最年少出場記録を"16歳と6か月10日"に更新した。

久保建英がFC東京ーU23対長野パルセイロ戦でJリーグ最年少デビュー
 
 平岡に代わりピッチに入った平川が鈴木とボランチを組むと、それまで0‐1とリードされていたFC東京に試合の流れが傾く。64分に林のゴールで追いついたFC東京は、73分に岡崎、78分と後半のアディショナルタイムには林が加点して4‐1と終わってみれば快勝。"平川投入"が流れを呼び込むひとつのファクターになった。
 
 投入直後は「とても緊張していた」平川だが、85分に良い縦パスから好機を演出し、終了間際に林のゴールをアシストするなど確かな存在感を示した。自身のアシストについては次のように語っていた。
 
「林選手がフリーでいたので、裏に出せば(GKと)1対1になれると思っていた。少しパスが長かったけど、点に絡めて良かったです」
 
 J3の試合を経験して「ユースと全然プレッシャーが違う」と感じた平川は、「ここからもっと上(の試合)に絡めるようにしていきたい」と欲を出していた。
 
「足もとの技術とか、判断のところとかはこれからもっと磨いていけば全然通用すると思うので、それを自信にしていきたい」と本人が言うように、相模原戦でも落ち着いたプレーで前線と最終ラインをつなぐ役割を果たしていた。これなら、J3でなら十分に通用する可能性があるだろう。
 
「自分のところでボールを落ち着かせて、効果的なパスも出せていけばJ3でも通用できるのかなと思いました」
 
「将来は海外で」と試合後にファン・サポーターに宣言した平川。ここからどんなサッカー人生を歩むのか。楽しみでならない。
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