【J1採点&寸評】仙台×神戸|指揮官も嘆いた「ありえないミス」連発の神戸。初優勝の可能性が消滅

2016年10月23日 板垣晴朗

仙台――3週間の中断期間で攻守を修正し、安定感のある戦いぶり。

【警告】仙台=大岩(32分)、R・ロペス(40分) 神戸=ニウトン(28分・52分)、レアンドロ(30分)
【退場】仙台=なし 神戸=ニウトン(52分)
【MAN OF THE MATCH】ハモン・ロペス(仙台)

【チーム採点・寸評】
仙台 6.5
 前節の勝利から3週間の中断期間に入ったが、気を抜くことなく攻撃と守備を修正。前節に続く3ゴールの攻撃力はそのままに、守備面では自陣に押し込まれた際の割り切ったブロックを築く戦い方も整理できており、第2ステージ7節以来となる無失点勝利を果たした。
 
 先制点は幸運だったが、前半のうちに追加点を取れたことも大きい。後半立ち上がりにミスが相次いで悪い流れになったことは反省点となったものの、その時間もよく耐えたと言える。
 
【仙台|選手採点・寸評】
GK
21 関憲太郎 6
キックミスがあったものの、セーブについては危ない場面はなし。松下のミドルシュートも止めた。
 
DF
27 大岩一貴 6.5
後半立ち上がりに押されても慌てず。大胆な攻撃参加から加入後初ゴールを決め、勝利を確実なものとした。
 
13 平岡康裕 6.5
制空権を譲らず、無失点に貢献。奪ったボールのフィードについても味方の位置をよく見て供給した。
 
3 渡部博文 6.5
柏時代の元同僚であるレアンドロに、決定的な仕事をさせず。押される時間帯も慌てなかった。
 
5 石川直樹 6
後半に狙われてミスをした場面はあったが、しっかり凌いで立て直す。カウンターへつなぐパスも効いていた。
 
MF
17 富田晋伍 6.5
中盤の底で激しいディフェンスを展開。セカンドボールを拾って、攻撃に素早くつなげていた。
 
18 三田啓貴 6.5
富田とともに鋭い出足で攻守に活躍。中盤の主導権を握る上で、ボランチとして及第点以上の出来。
 
10 梁 勇基 6.5
「練習通り」という見事なクロスでハモン・ロペスのゴールをアシスト。守備でも効いていた。
 
7 奥埜博亮 6(74分OUT)
派手なプレーはなかったが、2点目を呼び込んだニアサイドの潰れ役など影の貢献が大きかった。

次ページ仙台――R・ロペスが1ゴール・1アシストの活躍で勝負を決める。

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