名将リッピが中国代表の新監督就任! W杯予選で奇跡の追い上げなるか?

2016年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

広州恒大との合意を解除して中国代表監督に。

中国代表の新監督に就任したリッピ(右)。広州恒大を率いて成し遂げた実績が高く評価された。

 中国サッカー協会は10月22日、中国代表監督にイタリア人のマルチェロ・リッピを招聘したことを発表した。
 
 10月11日のウズベキスタン戦(ロシア・ワールドカップ最終予選の第4節)に2-0で敗れると、グループA最下位(1分け3敗)に転落した責任を取る形でガオ・ホンボ監督が辞任。その後任として、2012~2014年まで中国スーパーリーグの広州恒大を率いた実績を持つ68歳の老将に白羽の矢が立った。
 
 リッピは来シーズンから広州恒大に復帰すると噂されていたが、10月22日に同クラブは「8月3日にリッピ氏と合意していたが、その契約を解除した」と公式サイトで発表。中国代表監督に専念する形となる。
 
 現役時代はDFだったリッピは、1982年の引退後すぐに指導者キャリアを歩みはじめ、ユベントスやインテルなどイタリアの12クラブを指揮。2004年にイタリア代表監督に転身すると、2年後のドイツ・ワールドカップでは見事に母国を世界一に導いた。
 
 さらに2012年5月から広州恒大を指揮し、同年から国内リーグ3連覇、2013年にはクラブ史上初のACL優勝など数々の栄冠をもたすなど、中国での実績は抜群だ。
 
 前記した通り中国代表はロシア・ワールドカップのアジア最終予選でグループAの最下位に沈み、本大会行きがかなり厳しくなっているが、名将は残り6試合ではいかなるテコ入れを施すのか。リッピ監督の初陣はホームで開催される11月15日のカタール戦だ。
 
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