出場停止、体調不良に退場者… 主力欠いた神戸が終戦。指揮官は「Bチームも底上げしないと」と層の薄さを嘆く

2016年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「良くないゲームの典型だった」

神戸は敵地で仙台に敗れ、第2ステージ3位に後退。ネルシーニョ監督は選手層の薄さを嘆いた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・第2ステージ15節]仙台 3-0 神戸/10月22日/ユアスタ

 初のステージ優勝の可能性を残していた神戸の挑戦は、あっけなく幕を閉じた。首位の浦和を勝点5差で追走する神戸は、敵地での仙台戦を0-3の完敗で落とし、ステージ優勝の可能性が消えた。

 ボランチの藤田直之とアタッカーの渡邉千真を出場停止で、ペドロ・ジュニオールを体調不良で欠く苦しい台所事情のなか、19分に致命的なミスでオウンゴールを献上すると、前半終了間際にもハモン・ロペスに追加点を与えてしまう。後半に入っても流れは変わらず、78分に決定的な3点目を仙台に許して万事休した。

 ネルシーニョ監督は「今日は良くない時の典型。ミスから自滅して、前半の2点で決まってしまった」と試合を振り返った。

 ここ7戦負けなし(6勝1分け)と、チームは絶好調の流れで臨んだ一戦だったが、やはり主力の不在は大きかったか、フラッシュインタビューで欠場者の多さを問われると、「(選手層について)フロントとも改善すべきポイントとして挙げている。チーム全体、Bチームも底上げしないと、タイトルが懸かった際どい局面では勝ち切れないゲームにもなってしまう」と、層の薄さを露呈したことを嘆いていた。
 
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