【U-19代表】日本が3発快勝! カタールを下しグループ首位通過を決める

2016年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

岩崎が今大会2得点目。

日本は岩崎が先制点をゲット。初戦に続き、今大会2ゴール目となった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 バーレーンで行なわれているU-19アジア選手権は10月20日、グループリーグ第3戦の日本対カタールが日本時間の22時30分から行なわれ、日本が3対0で勝ち、グループC首位通過を決めた。

【U-19アジア選手権PHOTO|日本3-0カタール】 

 日本のスタメンは、GKに小島亨介、DFは右から藤谷壮、富安健洋、中山雄太、舩木翔と並び、中盤はボランチに主将の坂井大将と今大会初出場となる市丸瑞希が入り、右に堂安律、左に三好康児。2トップは小川航基と今大会初先発となる岩崎悠人が入った。

 試合は立ち上がりから一進一退の激しい攻防が展開されたが14分、思わぬ形で日本に先制点が入る。日本の後方からのフィードをカタールDFが処理を誤り、このこぼれ球を岩崎が押し込み、ゴールネットを揺らした。日本が1-0とリードする。

 さらに18分、左サイドの舩木から最前線の小川に絶妙なピンポイントクロス。小川はヘディングでGKの頭越しのシュートを狙ったが、惜しくもクロスバーに当たり、枠を外れた。

 23分には、ペナルティエリア内に侵入した岩崎の落としから再び小川が狙うが、カタールDFの素早い寄せに遭い、ここはシュートを打ち切れない。

 27分、日本は三好がドリブルで持ち上がり、小川へのパスは阻まれるもCKを獲得。最初のCKはクリアされたが、二度目の右CKを中山がヘディングで合わせゴールネットを揺らした。しかし、この中山のゴールは、幻のゴールに。オフサイドの位置にいた堂安が、ボールにタッチこそしなかったもののプレーに関与したとして、ノーゴールとなった。スコアは1-0のまま。

 その直後、日本はカタールの速攻を受けて攻め込まれる。相手の強烈なミドルを許すも、ここはGK小島が好セーブで凌ぐ。

 嫌なムードが漂った日本だが44分、三好のミドルでCKを得ると、CKのこぼれ球を三好が強烈なミドルでねじ込む。日本が2-0とリードする。
 
 さらに前半アディショナルタイムには、左サイドを駆け上がった堂安からのクロスを小川がヘディングで合わせるが、惜しくも枠を外れ3点目とはならなかった。日本が2点をリードして前半を折り返した。

 後半立ち上がりはカタールが攻勢に出る。長いボールと前線からの激しいプレスで日本は自陣に押し込まれる。

 しかし日本はやや低い位置にブロックを構えながらも落ち着いた対応で、カタールに決定的なチャンスを許さない。CBの中山、富安の読みの良いカバーリングが光る。

 その後日本も徐々に押し返し、試合はやや膠着した展開に入る。

 すると61分、日本はセットプレーから待望の3点目を奪う。左サイドからの三好のFKに、小川がヘディングシュートで狙うが、これはポストを直撃。そのこぼれ球に反応した富安が左足で押し込んだ。日本が3-0とする。

 日本は3点目を奪った直後、堂安に代えて遠藤渓太、坂井に代えて原輝綺を投入する。

 75分、日本は小川にビッグチャンス。素早いパス交換から右サイドに展開すると、藤谷が絶妙なクロスを上げる。これを中央で待ち構えた小川がヘディングで合わせたが、シュートはゴール左に逸れてしまう。その直後、小川は岸本との交代となり、この試合はノーゴールに終わった。

 日本は足が止まり始めたカタールに対し、78分に舩木が左足のミドルで、81分にはペナルティエリア内に侵入した岸本が近距離から右足で狙うが、いずれも枠を捕らえきれない。

 86分、日本はカタールに押し込まれ、ペナルティエリア内への侵入を許すが、ここは富安が冷静な対応を見せ、事なきを得る。

 日本は最後まで相手に付け入る隙を与えず、3-0で完勝。グループリーグ首位通過を決めた。日本は10月24日に、来年のU-20ワールドカップ出場を懸けて準々決勝を戦う。 
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