【U-19アジア選手権 採点・寸評】イラン×日本|攻め崩せずドロー。MOMは最終ラインを牽引する柏の成長株

2016年10月18日 橋本啓(サッカーダイジェスト)

息の合ったプレーを見せたCBふたりを高く評価。中盤の4人は及第点以下に。

【警告】イラン=シェカリ(30分)、カルモラチャブ(32分)、ショジャエイ(57分) 日本=原(87分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中山雄太(日本)

[U-19アジア選手権グループリーグ第2戦]U-19イラン0-0U-19日本/10月17日/バーレーン
 
[PHOTOギャラリー] 日本決め手を欠きイランとドロー

【試合結果】
U-19イラン 0-0 U-19日本

【得点者】
なし

【MAN OF THE MATCH】
中山雄太(日本)
 
【PHOTO U-19アジア選手権 日本0-0イラン】ゴール前で決め手を欠き引き分けに終わる

【チーム|採点・寸評】
U-19日本代表 5.5
前半はボール支配率で上回るも、前線で起点を作れず低調な出来に終始した。後半、交代カードを活用しチャンスは作ったが、79分の決定機を逃したのは痛かった。
 
【選手|採点・寸評】
GK
1 小島亨介 5.5
7分に「あわや」というミドルシュートを放たれたシーンでは、ポジショニングに難があった。80分にも、中途半端な飛び出しでゴールをがら空きにするなど、安定感を欠いた。
 
DF
3 中山雄太 6.5
鋭いインターセプトやラインコントロールが冴え渡る。セットプレーでも高さを発揮するなど、攻守に持ち味を見せていた。
 
5 冨安健洋 6
前半に自陣ゴール前でクリアミスを犯したのはいただけないが、まずまずの守備対応。対人の強さを見せ、鋭い動きを繰り返した相手FWを封じた。
 
6 初瀬 亮 5.5
マッチアップした相手の突破力を警戒し、やや低めのポジションでの対応を余儀なくされる。粘り強い守備は光ったが、攻撃面であまりチャンスに絡めなかったのは反省材料。
 
19 舩木 翔 5.5
果敢なチャレンジは評価できるが、クロスが味方に合わなかったのは残念だった。守備では時折背後を狙われていたが、致命的なミスはなかった。
 
MF
7 神谷優太 5.5(65分OUT)
サイドへの展開力は見せたが、推進力は影を潜める。相手の手堅い守りをこじ開けられないまま、右足を負傷し後半途中に退いた。
 
10 坂井大将 5.5
体格での不利を被り、球際では危うさを覗かせた。イエメン戦のようなイージーミスこそなかったが、やや物足りない出来に終わる。
 
11 長沼洋一 5.5(74分OUT)
左サイドから果敢に仕掛けるなど存在感を見せたが、あと一歩が足りなかった。スペースがなく、背後への飛び出しも効果的に生かせなかった印象だ。
 
15 堂安 律 5.5
ボールを持てば果敢に突破を仕掛けるも、ことごとくDFのタックルに阻まれてしまう。後半は序盤こそ鋭い動きを見せたが、終盤は試合から消えてしまった。

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