一致団結のミラン、大怪我モントリーボへ「勝利を捧げる」、「彼の献身が心にある」

2016年10月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニアングはゴール後に主将への連帯を示す。

46分に追加点を挙げたニアングは、ベンチに駆け寄ってモントリーボの「18番」を天に掲げた。(C)Getty Images

 10月16日のセリエA8節で、アウェーでキエーボと対戦したミラン。45分にユライ・クツカの豪快ミドルで先制したロッソネーロは、46分にエムバイ・ニアングが加点。76分にヴァルテル・ビルサに直接FKを決められて1点差に詰め寄られたが、95分にはオウンゴールで突き放し、結局は3-1で試合をモノに。この勝利で2位ローマと同勝点の3位まで浮上した。
 
 10月6日のスペイン戦で左膝に全治半年の怪我を負ったリッカルド・モントリーボを欠いたミランだが、この主将に対する尊敬と敬意をチームは失っていないようだ。
 
 ゴール後にベンチに駆け寄り、モントリーボの「18番」を天に掲げたニアングは、試合後に次のようにコメントした。
 
「この勝利を祝いたい。でも、謙虚さを持って、継続していく必要がある。モントリーボはいつも献身的だし、それは僕の心にもしっかり刻まれているんだ。彼には早く戻ってきてほしいね」
 
 また、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督も、試合後にこう語っている。
 
「この勝利をモントリーボに捧げたい。私たちはいつも彼のそばにいるよ」
 
 キャプテンの長期離脱というアクシデントに見舞われたミランだが、その主将の魂を背負いながら、チームは一致団結して前進していく構えだ。
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