【フットサルW杯】快進撃を演じたイラン。準決勝でロシアに3-4の惜敗、決勝進出ならず

2016年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

粘りを見せるもロシアに振り切られ3-4で敗れる

フットサルワールドカップで快進撃を演じたイラン。しかし、準決勝で惜しくもロシアに敗れた。(C)Getty Images

 コロンビアで開催されているフットサルワールドカップは9月27日、準決勝第1試合のイラン対ロシアが行なわれ、4-3でロシアが勝利し、決勝へ駒を進めた。
 
 敗れはしたものの、今大会のイラン代表はアジア勢として久しぶりに目覚ましい躍進を見せた。
 
 予選大会となるフットサルアジア選手権では前回大会覇者の日本が初戦で敗れ、ワールドカップ出場権を逃すなか、ライバルたちを退け優勝。アジアチャンピオンとして臨んだ本大会ではグループステージでスペインと同居し、勝点4の3位で決勝トーナメントに進出した。
 
 決勝トーナメント初戦の相手は過去7大会で5回の優勝を誇るブラジル。絶対王者との一戦では、勝ち越されては追いつく驚異的な粘りを見せつけ、PK戦を制して王国からの金星を飾った。その勢いのまま準々決勝でも延長戦の末にパラグアイを4-3で撃破。準決勝でロシアと顔を合わせた。
 
 ブラジルに次ぐ2度の優勝経験を誇るスペインを準々決勝で破った、ロシアに対しても大健闘。しかし、二度同点に追いつく粘りを見せたが、終盤に突き放され惜しくも準決勝で敗れた。
 
 アジア勢が準決勝まで勝ち進んだのは、第2回の香港大会以来の快挙。その大会でもイランが準決勝に進んでおり、4位に食い込んでいる。1989年に第1回大会が開催されてからブラジルかスペインが覇権を手にしてきたが、今大会はその両国がともに敗れる波乱の展開となった。快進撃を演じたイランは台風の目として、大会を大いに賑わせた。
 
 イラン代表は10月1日、アルゼンチン対ポルトガル(現地時間9月28日)の敗者との3位決定戦に臨む。
 
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