難敵を下しドルトムント3連勝! 今回も香川に出番は回らず

2016年09月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

両サイドの鋭い突破力によって流れを引き寄せたドルトムント。

今回も出番は回ってこなかった香川。過密日程のなかで、チャンスはいつ訪れるか。 (C) Getty Images

 9月23日(現地時間)、ブンデスリーガ第5節が行なわれ、ドルトムントは3-1でフライブルクを下した。
 
 過密日程のなか、3日前の4節ヴォルフスブルク戦からはスタメンを3人入れ替えてきたドルトムント。しかし今回も、香川はベンチスタートとなった。
 
 試合は開始直後にフライブルクが攻め込み、パスを繋いでいきなりシュート。5分にはグリフォが独走からGKとの1対1の場面を迎える(シュートはビュルキの正面)。
 
 積極的なアウェーチームは、守っては厚いブロックを形成してドルトムントの攻めを封じ、奪ってからは効果的なパスワークで幾度か好機を作った。
 
 しかし、ドルトムントは両サイドのデンベレ、モルが特長をフルに活かした突破力から打開を試み、徐々に流れを引き寄せる。10分を過ぎる頃からは完全に攻勢に立ち、以降、ほとんどの時間帯をフライブルク陣内で過ごすことになる。
 
 16分にデンベレがドリブルからチームのファーストシュートを放ち、18分にはギンターのスルーパスで抜け出したオーバメヤンが技巧的なループシュートでGKの頭上を越そうとするが、ボールはわずかに枠を外れた。
 
 20分にモルが強烈なミドルを放った他、その後もSBピシュチェクらによって、次々にドルトムントのシュート数がカウントされていく。
 
 対して、守勢に立たされ続けたフライブルクだが、粘り強くドルトムントの攻撃を凌ぎながらチャンスを待ち、35分にはグリフォのダイレクトパスを受けたペーターセンが抜け出して惜しいシュートを放ち、ホームチームに冷や汗をかかせた。
 
 前半はスコアレスで終わるかと思われたが、45分、左サイドでゲッツェのパスを受けたデンベレが縦に抜け出してクロスを入れると、これをオーバメヤンが難なく詰めて、ドルトムントが先制した。
 
 後半、今度は右サイドに回ったデンベレが積極的なプレーから2本の強烈なシュートを放つなど、変わらず攻勢のドルトムントは、53分に追加点を奪う。
 
 ピシュチェクのスルーパスで抜け出したカストロが、中央のオーバメヤンに合わせようとするが、これは相手DFにクリアされる。しかし、ゴール前に走り込んでいたピシュチェクが詰めて、2試合連続ゴールを決めた。
 
 2点のビハインドを負ったフライブルクは、なかなか攻め手がなかったものの、60分、ハベラーのパスを受けたフィリップがあっさりと右サイドを破り、GKとの1対1を制して1点を返す。73分にはブルートが左サイドから持ち込み、反転からきわどいシュートを放つ場面もあった。
 
 ドルトムントは、63分のフライブルクCBニーダーマイアーによる、あわやオウンゴールのバックパス、これをGKシュボロウが辛うじてセーブしたところをオーバメヤンが詰めるという好機を迎えるが、シュートはポストにはね返された。
 
 オーバメヤンは75分にも、プリシッチのスルーパスから抜け出し、巧みなボールコントロールを見せるも、シュートは枠を外れ、自身2点目はならなかった。
 
 フライブルクが同点を狙って積極的に攻めた試合は、アディショナルタイム、オーバメヤン、カストロとの連係から、交代出場のゲレイロが左足のシュートでGKシュボロウを破って、ホームチームがダメを押した。
 
 3-1でリーグ3連勝、公式戦4連勝を飾ったドルトムント。4日後の27日(火)には、チャンピオンズ・リーグで欧州王者のレアル・マドリーをホームに迎え撃つことになる。
 
 香川は2試合連続で出番なし。先発のゲッツェに効果的なプレーが少なかったため、交代出場が予想されたが、トゥヘル監督が選んだのは好調ゲレイロだった。厳しい立場に置かれた背番号23の、次なる出場機会、そして活躍の時はいつ訪れるだろうか……。
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