ミランがバッカの劇的弾でサンプドリアを撃破! 本田は出番なし

2016年09月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

途中出場のバッカが決勝ゴールの大仕事!

85分、スソのスルーパスを受けたバッカがゴール。これが決勝点となり、ミランがサンプドリアを下した。写真:Alberto LINGRIA

 現地時間9月16日、セリエA4節でジェノバのルイジ・フェラーリスでサンプドリア対ミランが開催された。
 
 2連敗中のミランは左SBに怪我のアントネッリとデ・シリオに代わってカラブリア、CFにモンテッラ監督との軋轢が噂されるバッカではなくラパドゥーラを起用。また、出場停止明けのニアングが復帰し、ボナベントゥーラがインサイドハーフに戻った。本田圭佑は4試合連続のベンチスタートとなった。
 
 序盤にペースを握ったのはサンプドリア。最終ラインからパスを細かく繋いで攻め込み、10分にはトレイラが惜しいミドルを放てば、21分にはムリエルが際どいクロスを上げ、27分にはクアリアレッラがシュートするなど、次々と相手ゴールを脅かした。
 
 一方のミランは、ミスを連発して攻守にチグハグ。初スタメンのラパドゥーラは何とかボールを引き出そうと最前線で動くが、サポートが得られず孤立した。
 
 その後もサンプドリア・ペースが続き、41分にはムリエル、43分にはバレートがフィニッシュ。とはいえゴールは生まれず、スコアレスドローでハーフタイムを迎えた。
 
 後半もサンプドリアが主導権を握り、ミランがビルドアップすらままならないという前半と似たような展開が続く。ミランのモンテッラ監督は溜まらず57分、ソサに代えてロカテッリを投入。この18歳をアンカーに入れ、モントリーボをインサイドハーフに回し、中盤のテコ入れを図った。
 
 さらにミランは64分、ラパドゥーラに代えてバッカを投入。攻勢を強めた。一方のサンプドリアも69分にトップ下をプラートからB・フェルナンデスにスイッチした。
 
 ミランは74分、バッカが振り向きざまに右足を振り抜いたが、相手GKヴィヴィア―ノのセーブに防がれる。逆に79分、サンプドリアはムリエルが素早いシュートを放ったが、敵守護神ドンナルンマのビッグセーブに弾かれた。
 
 そんな中、ミランが待望の先制点を奪う。85分、シュクルリニアルのトラップミスでボールを奪ったスソが、プルアウェイして相手をはがしたバッカに絶妙なスルーパス。エースはこれを右足トゥーキックで冷静に決めた。
 
 ミランは91分にスソに代えてCBゴメスを入れて守備固め。アップしていた本田だが、これで交代枠を使い切ったことで出場機会がなくなった。
 
 結局、バッカのゴールを守り切ったミランが1-0で勝利。開幕戦以来の勝点3奪取に成功した。
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