UAE監督が勝因に挙げたのは"準備"。「選手は私の指示をすべて実行してくれた」

2016年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝利に浮かれる様子はなく、「まだなにも達成していない」と次節に向けて埼スタから空港に直行する徹底ぶり。

UAE戦のマハディ・アリ・ハッサン監督は、「私の指示をすべて実行してくれた」と選手の健闘を称えた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 9月1日に行なわれたロシア・ワールドカップ・アジア最終予選で、日本がUAEに1-2で敗れた。

 本田のゴールで先制したものの、その後にFKとPKから2失点。終盤の猛攻も実らずに、ロシアへの旅路はまさかの黒星スタートとなった。
 
 試合後、日本に土を付けたUAEのマハディ・アリ・ハッサン監督は、「本当に素晴らしい気分だ。アジアのなかでも最高のチームのひとつに勝てた」と喜び、さらに「しかもアウェーでの勝利。90分間ピッチで戦った選手たちのスピリットを称えたい」と続けた。
 
 また、アウェーで逆転勝利を収めた要因については、「この試合に照準を合わせて、長い準備をしてきたのが大きかった。選手は私の指示をすべて実行してくれた」と、およそ2か月に渡る合宿やトレーニングでの周到な準備が奏功したと語った。

 ただし、勝利に浮かれる様子はなく、「ひとつの試合に過ぎないし、まだなにも達成していない」と気を引き締めてもいた。

 UAEは9月6日の次節でオーストラリアと対戦するが、「この後、すぐに直接空港に行って飛行機に乗り、回復のステップに移りたい」と、すでに帰国の途に就いている。

 日本戦への準備から撤収、そして次節への備えに至るまで、UAEはすべてが用意周到だった。
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