「じゃんけんでも負けてはいけない? 古びた精神論を叫ぶ前に日本を学べ」韓国記者が“限界”を唱える!「ベスト4神話は遺物。冷酷な現実を直視すべき」

2026年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「戦術的貧困を隠すための言い訳に過ぎない」

日韓戦で敗れ、がっくりと肩を落とす韓国の選手たち。(C)AFC

 現地1月20日、サウジアラビアで開催されているU-23アジアカップの準決勝で、2年後のロサンゼルス五輪を見据えて21歳以下で臨む日本が、"2歳上の"韓国と対戦。36分にCKから小泉佳絃がゴールを奪い、中国との決勝に駒を進めた。

 この結果を悲観する韓国メディアが次々に嘆き節を炸裂させるなか、『THE FACT』は同国の記者パク・スンギュ氏による分析を紹介。それによれば、同氏は勝負を分けた差として、「『闘志』という古びた盾と『技術』という鋭い槍」を挙げた。

「長い間韓国サッカーを支えてきたのは闘志だった。技術が少し不足していても、一歩多く走り、身体を張る闘争心で日本の技術サッカーを抑え込んできた。『じゃんけんでも負けるわけにはいかない』という韓日戦特有の精神武装が、戦力差を埋める最大の武器だった。しかし、サウジアラビアで目撃した現実は違った。

 韓国選手たちの闘志は相変わらずだったが、それだけでは日本の精巧な『システム』を破壊できなかった。大岩剛監督が指揮する日本は、個人技と組織力、戦術的柔軟性の全てで韓国を上回った。闘志は技術が拮抗する時に勝敗を分けるαとなり得る。だが、技術的格差が開いた状況で闘志だけを強調するのは、戦術的貧困を隠すための言い訳に過ぎない」
 
 パク・スンギュ記者はその上で、「闘志という精神的麻酔薬から目覚め、ユース育成システムから代表チーム運営哲学まで、徹底的に再点検すべきだ」「(日韓ワールドカップの)ベスト4神話などは博物館に展示された過去の栄光としてのみ残るだろう。今は痛みを伴うが、冷酷な現実を直視すべき時だ」と指摘。旧態依然からの脱却を強く求めた。

「日本は20年以上に渡り『Jリーグ百年構想』のもと、ユースからシニアチームまで一貫したサッカー哲学を植え付けてきた。どの監督でも、日本サッカー特有のパスゲームとポゼッションサッカーは維持される。今大会で2歳下の選手を起用したのも、即時の成績より長期的な選手育成と経験蓄積を優先する彼らの自信とシステムに由来する。

 夜のゴールデンタイムを投資して応援した韓国のファンに残されたのは、敗北の苦味だけでなく格差を実感した虚脱感だった。闘志は実力が伴ってこそ輝くものだ。今こそ古びた精神論を叫ぶ前に、日本が築き上げた堅固なシステムを恐れ、学ぶべきである」

 宿敵に突きつけられた現実――。個の能力に頼り、足りない部分は闘志でカバーするスタイルに限界を感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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