何のためのハイプレス?「得点数を増やしたいから」。横浜FCは矢印をより前に。須藤監督は徹底してこだわる「行くという前提でポジションを取らないと」

2026年01月18日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「そうそう! それがやりたいこと!」

連動したハイプレスは1つのテーマ。須藤監督は「行ったほうが得点数は絶対に増える」と考えている。写真:滝川敏之

 人数とスペースを制限したゲーム形式のメニューで、ハイプレスをかけた室井彗佑が敵のパスに素早く反応。そのままダイレクトでミニゴールに流し込む。須藤大輔監督が「そうそう! それがやりたいこと!」と声をかける。

 高い位置から積極的に奪いに行く。それは今季の横浜FCで1つのテーマになる。プレスのかけ方で、指揮官は身体の向きやアクションのタイミング、味方との距離などを細かく指導していた。

「ハイプレスでは、一人でも間違った方向から行ってしまったり、遅れたりすると、すべて水の泡になってしまうのでね。そこはこだわらないといけない」

 では、何のためにハイプレスを強調するのか。「守備のためじゃなくて、得点数を増やしたいから」だ。

 昨季のJ1で横浜FCの総得点は、ワースト2位の27。いかにゴールを奪うか、得点力を上げるかは最重要課題でもある。

「強固な自陣での守備、そこからカウンターというのは代名詞」。須藤監督は横浜FCのストロングポイントを踏まえたうえで、「(前からのプレスに)行ける時に行かないのかといったら、行ったほうが得点数は絶対に増える」と考えている。

「守る時と行く時のメリハリをつけるためには、行くという前提でポジションを取らないと行けなくなる。まずはそこを植え付けたいなと思っています」
 
 敵陣でより勢いを持って、連動したボール奪取を試みる。そのために「1メートルとか50センチとかの立ち位置」で妥協しない。

 ディテールを突き詰めるアプローチは、攻撃面の構築でも変わらない。「細部にこだわらないと、ビルドアップからミドルサード、アタッキングサードに入るサッカーはできない。そこはちょっと時間がかかるかな」と想定。「キャンプ中のトレーニングマッチで、そこもボタンをかけ合わせていきたい」と力をこめた。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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