大岩ジャパンの“攻めの切り札”が3戦連発&チームトップスコアラーに。プロ注目大学生が示す成長【現地発】

2026年01月18日 松尾祐希

今大会初となる“足”でゴール

ヨルダン戦では投入からわずか5分で結果を残した古谷。写真:佐藤博之

[U-23アジア杯]日本1(4PK2)1ヨルダン/1月16日/King Abdullah Sports City Hall Stadium

 1月16日に行なわれたU-23アジアカップの準々決勝で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表はヨルダンと対戦。1-1のまま突入したPK戦を4-2で制してベスト4進出を決めた。

 1点リードを許した前半。日本はビハインドを負ってからリズムを掴めず、緩慢な守備が目立つ。攻撃でもパスが繋がらず、苦戦を強いられた。このままではまずいーー。誰もがそう思う展開に楔を打ち込んだのが、プロ注目の大学生アタッカー、古谷柊介(東京国際大)だった。

 0-1で迎えた後半開始から4-3-3の右ウイングに入ると、投入からわずか5分で果を残す。

 左サイドバックの梅木怜が中央にボールを運んで、最前線のFWンワディケ・ウチェブライアン世雄がフリーランで作った右のスペースにスルーパス。これに反応した古谷はワントラップから右足のシュートを放つ。上手くミートできず、ボールは枠の外へ。しかし、クリアしようとスライディングした相手に当たり、コースが変わってゴールへ吸い込まれた。

「本当に入って良かったです」

 試合後、ホットした表情でゴールを振り返った古谷。ここまでヘディングで2試合連続ゴール中だったなか、今大会初となる"足"でのゴールを喜び、チームトップスコアラーである佐藤龍之介に並ぶ3点目となった。
 
 代表初招集は昨年7月のウズベキスタン遠征。2028年夏のロス五輪を目ざすチームの立ち上げ活動で日の丸を背負い、そこから継続して大岩ジャパンに招集されてきた。しかし、肝心のゴールを一度も決められず、力不足を痛感。昨年9月にミャンマーで行なわれたU-23アジア杯予選でも「プレーの選択もまだまだし、自分の特長をもっと出さないといけない」と、課題を口にしていた。

 そうした状況下で今大会のメンバー入りを勝ち取ったものの、大会前最後の調整試合となった非公開のヨルダン戦も上手くいかず、「良さを全然出せなくて、ボールも収まらなかった」と悔しさを滲ませた。

 それでも海外勢との対戦を踏まえて準備を進め、今大会はゲームチェンジャーの役割を上手く遂行している。4-3-3の右ウイングに入り、スピードを活かした仕掛けでチャンスに関与。ドリブルだけではなく、背後への抜け出しで相手の最終ラインを撹乱するなど、幅広いプレーでチームに貢献してきた。ゴールに対する執着心も高く、簡単に諦めない姿勢が結果に結びついている。UAEとのグループステージ第2戦(3-0)、カタールとの第3戦(2-0)で泥臭く頭で押し込んだ得点も、自身の成長を示すプレーだった。

 代表の公式戦初得点から3試合連続ゴール。凄まじい勢いで結果を出している古谷の挑戦に終わりはない。柏レイソルの練習にも参加したプロ注目のアタッカーは掴んだ自信を確固たるものにすべく、韓国との準決勝でも勇猛果敢にゴールを目ざして戦い抜く。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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