14試合ぶりの勝利でブンデス最下位脱出も…日本代表MFが猛省した理由「今シーズンで一番ぐらいに悪い出来」【現地発】

2026年01月17日 中野吉之伴

「今後の流れを決める試合だったと思います」

政権交代があっても佐野が主軸なのは変わらない。(C)Getty Images

 昨季はブンデスリーガ6位でフィニッシュし、カンファレンスリーグ出場権を獲得したマインツ。日本代表MF佐野海舟、ドイツ代表MFナディム・アミリ、ドイツ代表FWヨナタン・ブルカルトを中心としたダイナミックなサッカーは見ていてワクワクするものがあった。

 ブルカルトがフランクフルトへ移籍した以外、主力はそのまま残った今季だったが、歯車が狂ったまま下位へと低迷。12節のフライブルク戦に0-4で完敗したことでボー・ヘンリクソン監督を更迭し、ウルス・フィッシャーを後任に迎えた。

 フィッシャー就任後は安定感を取り戻し、負けなしだったものの、なかなか勝てないもどかしさと戦っていただけに、久しぶりの勝利の味は格別なものがあっただろう。折り返しとなる17節のハイデンハイム戦で、実に14試合ぶりの勝利を挙げたのだ。

 試合後ミックスゾーンに姿を現した佐野は、ホッとした様子でこう口にした。

「今後の流れを決める試合だったと思います。チームとしてはこういう結果をさらに勢いづけて、次の試合に向けて切り替えてやっていければいいかなと思います」
 
 フィッシャー監督の下、背番号6はアンカーとして守備ラインの前で広範エリアを一人で管轄し、全体の守備バランスを取る重要な役割を担っている。攻撃ではリズムを作ったり、流れを落ち着かせたりする。今季のマインツは慌てると不用意な縦パスを多用してはボールを失うことが多かっただけに、ここでのコントロールは非常に重要だ。

「チームで求められていることは、中盤の底で守備だったり、攻撃に対して関わっていくこと。そこをまず第一にやらないといけないなと思ってます」

 佐野はこの試合がマインツに加入してブンデスリーガ51試合目。うち49試合でフル出場を果たし、どの試合でもコンスタントに高い評価をされている。ハイデンハイム戦も地元紙の採点は3。ただ多く試合をしているとうまくいかない試合もある。ハイデンハイム戦はそうだった。

「個人的には全然...。今シーズンで一番ぐらいに悪い出来だと思います。もっともっとやんないといけない。ボールが足についてなかったのもありますし、シンプルにミスが多かった。セカンドボール拾う準備とかも、ちょっといつもより遅かったかなと思います」

 終了間際には敵陣でパスミスをし、それが相手のカウンターにつながりヒヤッとする場面もあった。それでもそこからすぐに戻るべきところに帰陣をして、シュートまでもっていかせない対応をしたのはさすがだ。

 残留を争うハイデンハイムに勝利し、最下位を脱出して暫定で16位へ(17位のザンクトパウリは降雪の影響で試合が中止し、1試合少ない)。ここから浮上し、きっちりと1部残留を果たすためには、佐野を中心に安定感をさらに取り戻すことが重要になる。

取材・文●中野吉之伴

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