室伏広治やドイツ、米国A代表で指導に携わったフィジコのもとで脚力強化。今冬にC大阪移籍の横山夢樹はU-20W杯からの進化を示せるか【現地発】

2026年01月16日 松尾祐希

「最高速度も増して、瞬発力も上がった」

U-23日本代表のFW横山は、昨年からさらなる進化を遂げている。写真:松尾祐希

 U-20ワールドカップのベスト16敗退から3か月。快速を活かしたドリブルが武器のFW横山夢樹(C大阪)が、成長の跡を示すためにU-23アジアカップの準々決勝に挑む。

 ロス五輪をターゲットとするU-23日本代表がヨルダンとの準々決勝を翌日に控え、現地1月15日に前日練習を行なった。

 冒頭15分が公開された練習では23名の選手が元気な姿を見せ、最終調整を実施。5−0で勝利したシリアとの初戦前日以来となる全員集合でのトレーニングは熱を帯び、最後はノックアウトステージに備えてPKの練習をして約1時間半の練習を終えた。

 ヨルダンは、開幕前に直前合宿を実施したカタールで大会前最後となるトレーニングマッチを行なった相手。非公開のため結果は伏せられているが、選手たちにネガティブなイメージはない。

 今夏のワールドカップに初出場するA代表と同じくフィジカルに長けており、堅守速攻のスタイルと強力アタッカーのFWアリ・アザイセは要警戒だが、ボールを支配しながら決定機を活かし切れれば、恐れるに足らないだろう。

 負ければ終わりの一発勝負。早い時間帯に先制点を奪いたいなかで、キーマンになりそうなのが、4−3−3の左ワイドに入る横山だ。

 左サイドからの仕掛けは破壊力があり、スピード勝負では負け知らず。本人もコンディションの良さを感じており、「グループステージで戦った相手よりレベルが上がってくるので、その中で自分の特徴を発揮したい」と意気込む。

 とりわけ、成長の跡を感じるのはストップ&ダッシュだ。止まった状態から一気にスピードを上げる加速力は以前よりも増しており、最高時速もこの1年で2kmほどアップ。時速35kmを記録しており、磨かれた脚力はとどまるところを知らない。
 
 その原動力になっているのが、昨季まで所属していた今治での取り組み。フィジカルコーチとともに強化を進めてきたのはもちろん、今治に籍を置く咲花正弥フィジカルアドバイザーの存在も大きかったという。

「咲花さんが今治に関わってくれているので、いろんな話を聞いたり、メニューを教えもらって取り組んできた」

 咲花氏はアテネ五輪で金メダルを獲得した室伏広治氏など、幅広いアスリートと関わりがあり、サッカー界もドイツやアメリカのA代表でフィジカルコーチを務めた経歴がある。経験豊富な名トレーナーのもとで脚力強化に励み、成果は着実に現れつつある。

「トップスピードに持っていくまでの時間がすごく早くなったし、瞬発力も上がった。最高速度も増して、フィジカル面でスピードは僕のポジションでは大事になる。これは今も続けて取り組んでいます」

 ロス五輪で主役候補のひとりでもある横山はヨルダン戦で輝けるか。昨年9月のU-20W杯ではグループステージで2ゴールをマークしたものの、ラウンド16のフランス戦では不発に終わり、チームは敗れた。

「決め切らないと負けてしまう。もっと戦う姿勢も見せないといけないし、球際のところでも自分がやられてしまった。ひとつのプレーで代表全員の人生を変えてしまうと感じさせられた」

 あの悔しさは今も忘れていない。悔しさを力に変え、再び代表のユニホームを身に纏って戦う今大会。背番号11は今大会初ゴールを奪い、日本をベスト4、そして連覇に導く立役者となる。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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