「『ニュースステーション』に何度も呼んでいただき…」Jリーグ初代チェアマン・川淵三郎氏が久米宏さんを追悼 「Jリーグの『定款』を全文読まれていたのには驚かされました」

2026年01月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「心からの感謝と哀悼の意を表します」

Jリーグの発展にも寄与した久米さん。写真:産経新聞社

 元TBSアナウンサーでテレビ朝日『ニュースステーション』などに出演したフリーアナウンサーの久米宏さんが、元日1月1日に肺がんで死去。81歳だった。この訃報を受け、Jリーグ初代チェアマンで現在は日本サッカー協会相談役を担う川淵三郎氏が追悼のコメントを発表した。
 
「久米宏さんの訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

Jリーグ開幕当初、久米さんの番組を通じてどれだけJリーグをPRすることができたかを思うと感謝してもしきれません。『ニュースステーション』に何度も呼んでいただき、Jリーグの理念や当時のプロスポーツと一線を画す部分を説明する機会を与えていただきました。その際、Jリーグの『定款』を全文読まれていたのには驚かされました。生放送前の打ち合わせはなく、台本通りだったことも一度もなく、しかし、情報収集は徹底的にされていた印象でした。

その後、読売新聞グループ本社の代表取締役主筆であられた渡邉恒雄さんとJクラブの呼称問題に端を発し、Jリーグの理念について侃々諤々の論争を繰り広げたときも何度も番組に呼んでいただき、説明の機会を与えていただきました。そのおかげで『地域に根ざしたスポーツクラブを日本全国に広げる』というJリーグの目指す姿を世間に伝えることができ、また、多くの人々が疑問に思うところも余すことなく説明させていただきました。

 久米さんと渡邉さんの存在が、1993年当初のJリーグの爆発的人気とJリーグへの理解度・認知度を高めることにつながったことは間違いありません。

 心からの感謝と哀悼の意を表します。安らかにお休みください」

 Jリーグ黎明期を支えた久米さんの存在の大きさを、川淵氏は改めて強調した。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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