「神村を知れた。めちゃくちゃ大切な2勝」大躍進した水口のエースが得た財産「日本で1番レベルが高いところを感じれた」【選手権】

2026年01月03日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

大阪学院大学でプロ入りを目指す

前線で奮闘し、水口の攻撃を牽引した池口(9番)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 1月2日に開催された高校サッカー選手権3回戦で、29年ぶり16回目の出場の水口(滋賀)が、プロ内定者3人を擁してインターハイを制した神村学園(鹿児島)とUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで対戦。0-4で敗れ、1979年度に記録した過去最高と並ぶベスト8進出を逃した。

 夏の王者の壁は高かった。序盤こそ何とか猛攻に耐えるも、29分にFW倉中悠駕(3年)に先制点を許したのを皮切りに失点を重ね、快進撃を続けていた水口の冬が終わった。

 前線で身体を張って奮闘し、大いに貢献したものの、無得点で選手権を去ることとなったFW池口遼(3年)は涙を流した。

「今までやってきたことが中々できなくて...大会を通して得点もなくて、チームを勝たせることができなくて情けない。だけど、みんなとここまで来れたことは絶対今後の自分の財産になる。ここまで来たことは胸張って、今日のビデオをしっかり見て今後に活かしたい」
 
 滋賀県リーグを戦う自分たちと、プレミアリーグWESTでJクラブのユースと鎬を削る神村学園。どんな部分で差を感じたのか。

「運動量や守備の強度、1つ1つのトラップであったりとか、全ての面においてレベルが高かった。でも1個も手が出なかったわけではない。足りない部分を自分で探して、神村の人たちに一歩でも近付けるように、大学までの残り期間と大学でやりたい」

 大阪学院大学でプロ入りを目指すエースは、終盤にCKから惜しいヘディングシュートを放ち、初戦から相手のシュートを0本に抑え続けていた難敵を脅かした。

 そしてまた、1回戦で上田西(長野)を1-0、2回戦で広島皆実(広島)を3-1で下し、神村学園戦まで辿り着いたこと自体が非常に大きい。

「県内だけやったら絶対プレミアのチームとできないので、去年の夏の王者ってこともあって、日本で1番レベルが高いところを感じれたのはすごく大きい。

 今後サッカーを続けていく上で、『神村と戦いたい』っていうのがあったので、そこまで持っていくための大切な2勝やった。そこを勝ち切れて、神村のトップレベルのサッカーを知れたのは、大学でサッカーをやる上ではめちゃくちゃ大切な2勝やったと思う」

 ソン・フンミンを愛し、セルヒオ・アグエロとカリム・ベンゼマを参考にしている池口は、今後に向けて「点を取ってチームを勝たせられる選手になりたい」と誓った。選手権を糧にスケールアップし、プロへの扉を開けるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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