「覚悟を持ってやるのか」大会前の指揮官の“問いかけ”に選手たちは? 繰り上げ出場の聖和学園、敗退も選手たちは笑顔【選手権】

2026年01月02日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「全員手上げてやりたいと」

聖和学園を率いた加見監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[高校選手権・3回戦]日大藤沢(神奈川)2-1聖和学園(宮城)/1月2日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

 全国高校サッカー選手権の3回戦で、日大藤沢に1-2で敗れた聖和学園。1点差という僅差での敗戦となったが、チームにとって特別な意味を持つ大会となった。

 宮城県予選優勝の仙台育英が出場を辞退し、急遽、準優勝チームである聖和学園の繰り上げ出場が決定。そんな状況で迎えた大舞台で加見成司監督は選手たちに何を伝えたのか。

「色んなことを言われたり、逆に出てみたらやっぱり出なかったほうが良かったんじゃないか、ともしかしたら思うかもしれないけど、それでもお前たち覚悟を持ってやるのかと(選手たちに)話をした時に、全員手上げてやりたいということだった」(加見監督)

 難しい決断だが、それでも聖和学園の選手たちは全員が手を挙げ、選手権への出場を望んだ。その覚悟を受け、チームは準備を進めてきた。さらに、加見監督が選手たちに伝え続けたのは感謝の気持ちだった。

「(予選で)1回もう負けて、選手権は終わっていたので、こういう形で出場ということに感謝の気持ちと、最後は笑って終わろうという話をしてました」
 
 予選で敗れ、一度は終わったはずの選手権。それでも舞台に立てることへの感謝を忘れず、どんな結果でも前向きに終わろうと話し合った。実際に3回戦敗退となった試合直後、ほとんどの選手たちからは涙ではなく、笑顔が見られた。

「たくさんの高校生がここ(選手権)を目ざしてやっているなかで、こういう形で出場させてもらったという気持ちと思いは忘れず、しっかりとこの次に活かして欲しい。1、2年生には良い刺激になって、出るだけじゃなくてそこで勝負して勝てるチームになるというところは、良い目標になったんじゃないかなと」

 イレギュラーな出場ながら、選手たちが全国で得た経験は計り知れない。加見監督の言葉からは、この経験を糧により強いチームを作り上げていこうという強い意志が感じられた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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