浦和が「自分に唯一、サッカーをし続ける理由をくれました」 新潟に完全移籍の23歳DFが心中を吐露「歯痒くて仕方ありませんでした」

2025年12月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「圧倒的な実力があればこの移籍を選択することはありませんでした」

2025シーズンは8月までレンタル先の大分でプレーした藤原。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズは12月28日、藤原優大が来季からJ2で戦うアルビレックス新潟へ完全移籍すると発表した。

 青森山田高の1年次から注目を浴びた藤原は、卒業後の2021年に浦和へ加入するも、出場機会に恵まれず、その後はSC相模原、FC町田ゼルビア、大分トリニータにそれぞれ育成型期限付き移籍。25年9月に浦和へ復帰を果たしたが、リーグ戦1試合の出場にとどまっていた。

 5シーズン"所属"したクラブを離れ、新たなチャレンジする決断した23歳のDFは、浦和の公式サイトで複雑な胸の内を明かした。

「浦和レッズに関わる全てのみなさま、5年間お世話になりました。この移籍を決断した理由は複数ありますが、自分に圧倒的な実力があればこの移籍を選択することはありませんでした。もっとこのチームで価値を示したかったです。そしてこのタイミングでの移籍は大分トリニータにも申し訳なく思います。
 
 ただ、浦和レッズに所属していた5年間がなければ、今ごろ自分はサッカーを続けられていないと思います。レンタル先で苦しい状況でもサッカーを続けてこられたのは、5年間ブレずに『浦和でプレーしたい』という気持ちがあったからでした。浦和レッズが自分に唯一、サッカーをし続ける理由をくれました」

 そして、「9月に復帰してから、想像していた以上に多くの方が自分のデビュー当時のユニフォームを持ってくださっていることを知り、うれしく感じる反面、ピッチに立てないことが歯痒くて仕方ありませんでした」と綴り、こう締め括った。

「もし、また浦和でプレーする機会があったときには、またたくさんの人に自分のユニフォームを買ってもらえるよう、選手として成長していきたいです。5年間、ありがとうございました」

 浦和への思いは胸にしまい、藤原は新たな挑戦の場へ赴く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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