試合後には30件を超えるメッセージが届く
途中出場でスーパーゴールを決めた徳島市立のMF山本(15番)。写真:永島裕基
第104回全国高校サッカー選手権が12月28日についに開幕した。
開幕戦では徳島市立(徳島)が、早稲田実(東京B)に4-1で快勝。冬の大舞台で最高のスタートを切った。
そのなかで、国立競技場を沸かせるダメ押しの4点目となる鮮烈な一撃を叩き込んだのが、後半28分に途中出場したMF山本崇斗(3年)だった。
見せ場は後半33分。右サイドからのクロスに反応すると、迷いなく右足を振り抜く。放たれたダイレクトボレーは、美しい弧を描いてゴールネットに突き刺さった。憧れ続けた国立の舞台で生まれた"スーパーゴール"に、スタンドは大きく沸いた。
試合後、山本のもとには多くのメッセージが届いたという。「地元や学校の友達から『素晴らしい』『えぐい』ってたくさん連絡が来ました。30件以上は来ていて、すごくうれしかったです」と笑顔を見せた。
開幕戦では徳島市立(徳島)が、早稲田実(東京B)に4-1で快勝。冬の大舞台で最高のスタートを切った。
そのなかで、国立競技場を沸かせるダメ押しの4点目となる鮮烈な一撃を叩き込んだのが、後半28分に途中出場したMF山本崇斗(3年)だった。
見せ場は後半33分。右サイドからのクロスに反応すると、迷いなく右足を振り抜く。放たれたダイレクトボレーは、美しい弧を描いてゴールネットに突き刺さった。憧れ続けた国立の舞台で生まれた"スーパーゴール"に、スタンドは大きく沸いた。
試合後、山本のもとには多くのメッセージが届いたという。「地元や学校の友達から『素晴らしい』『えぐい』ってたくさん連絡が来ました。30件以上は来ていて、すごくうれしかったです」と笑顔を見せた。
そんな山本は、卒業後にサッカー選手の道へ進む予定はない。「関西の大学に行って、将来は保健体育の教師になりたい」と、明確な夢を語る。
「高校サッカー選手権は本当に憧れの舞台でした。でも体育教師になるには勉強も必要なので、そのための勉強に専念しようと思いました」
再びサッカーに関わるために、教育の道を選んだ。教師を志す原点には、中学時代の担任の存在がある。
「今日(開幕戦に)、中学3年生の時の担任の先生が来てくれていて、家族も見に来てくれました。その人たちにゴールを見せられて本当に嬉しかったです」
中学時代、クラブチームでサッカーに打ち込んでいた自分を、ずっと応援してくれた恩師。「自分の試合を、兵庫から東京まで見に来てくれたこともあって、本当に感謝しています」と振り返る。
その背中を見て、教師になった末、指導者として「サッカーを子どもたちに教えたい」という思いが芽生えた。「スポーツが好きなので、それを活かせるのは体育教師だと思いました」。国立で決めた一撃は、夢への通過点だ。
憧れの舞台で結果を残し、「(お世話になった人たちに)恩返しができた」と話す山本だが、「次の試合でも得点を狙っていきたい」と満足はしていない。国立に刻んだスーパーゴールと、未来への確かなビジョン。山本は夢に向かって走り続ける。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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再びサッカーに関わるために、教育の道を選んだ。教師を志す原点には、中学時代の担任の存在がある。
「今日(開幕戦に)、中学3年生の時の担任の先生が来てくれていて、家族も見に来てくれました。その人たちにゴールを見せられて本当に嬉しかったです」
中学時代、クラブチームでサッカーに打ち込んでいた自分を、ずっと応援してくれた恩師。「自分の試合を、兵庫から東京まで見に来てくれたこともあって、本当に感謝しています」と振り返る。
その背中を見て、教師になった末、指導者として「サッカーを子どもたちに教えたい」という思いが芽生えた。「スポーツが好きなので、それを活かせるのは体育教師だと思いました」。国立で決めた一撃は、夢への通過点だ。
憧れの舞台で結果を残し、「(お世話になった人たちに)恩返しができた」と話す山本だが、「次の試合でも得点を狙っていきたい」と満足はしていない。国立に刻んだスーパーゴールと、未来への確かなビジョン。山本は夢に向かって走り続ける。
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