「満員のユアスタを何度も見せてくれた」地元仙台に別れ。神戸移籍を決断した26歳MFが心境吐露「本当に苦しかった」

2025年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「帰ってきてからの3年間、本当にありがとうございました」

神戸への完全移籍が発表された仙台の郷家。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 J2のベガルタ仙台は12月25日、郷家友太がJ1のヴィッセル神戸に完全移籍すると発表した。

 宮城県出身でジュニア時代から仙台のアカデミーで育った郷家は、高校は青森山田高に進学。卒業後の2018年に神戸に加入し、22年まで在籍した。その後、23年に仙台へ"帰還"すると、1年目はJ2で39試合・10得点、2年目は38試合・5得点をマークし、主将を任された25シーズンは37試合・10得点の成績だった。

 地元クラブをJ1へ昇格させるために、全力を尽くした3年間。だが、目標を果たすことはできなかった。故郷を再び離れ、新たなチャレンジを決断した26歳のMFは、クラブの公式サイトを通じて、胸の内を明かした。
 
「最終戦が終わり、決断するまでの2週間本当に苦しかったです。このチームと一緒に上がっていくことも考えていましたが、ぎりぎりで上がれなかった2シーズンが終わり、自分の中でJ1への思いがどんどん強くなっていきました。そう思っている自分を止めることができず、覚悟を決めました」

 クラブと街、そして支えてくれた人々への深い感謝と愛情を示す。

「ベガルタ仙台というクラブは、自分が想像していた何倍も最高のクラブでした。満員のユアスタを何度も見せてくれたサポーターのみなさんの熱量、パートナー企業の方々の手厚いサポートを感じました。会社のみなさんともまるで友人のように言い合える仲でした。

 本当に温かさにあふれていて、最高のクラブが地元にあることが僕の誇りです。仙台を離れ、さまざまな環境に身を置いてきたからこそ、この特別な感情に気がつけたと思っています。これからのベガルタを担う若手がたくさんいます。彼らもベガルタ仙台サポーターが大好きです。これからも愛し合える関係でいてください」

 そして最後に「帰ってきてからの3年間、本当にありがとうございました。いってきます‼」と伝えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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