凄まじい破壊力のカットイン。“和製アザール”が昌平高を国立へ導くか【高校選手権の主役候補】

2025年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨季から“バージョンアップ”した点は…

ドリブルが魅力の長。昌平高を頂点に導けるか。写真:福富倖希

 2025年12月28日に開幕の第104回全国高校サッカー選手権大会。優勝候補のひとつと目される昌平高(埼玉)で注目すべき選手が、MFの長璃喜(3年)だ。

 川崎フロンターレに来季加入内定のアタッカーは、スピードとテクニックが持ち味で今大会の主役候補のひとりだ。勢いに乗った時のドリブルは切れ味鋭く、カットインの破壊力が凄まじい。左右のサイドから仕掛けられる柔軟性があり、守る側からすれば的を絞りにくい。

 変幻自在のドリブルから連想される世界的名手は、元ベルギー代表のエデン・アザール。抜群の緩急で相手の逆を突き、スルスルと抜け出していくプレースタイルは長が目指すところでもあるだろう。

 
 昨季から"バージョンアップ"した点は、走力。3年生になってチームを背負う自覚が芽生えたからだろうか、サッカーライターの松尾祐希氏は「誰よりも走れるようになりました」と太鼓判を押す。

 選手権での最高成績がベスト8の昌平高が国立の舞台(ベスト4)にたどり着くためには、"和製アザール"の活躍が不可欠。武南高との県予選決勝で決勝ゴールを叩き込んだような勝負強さを本大会でも見せてほしい。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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