「10回中10回、重傷を負う危険性がある」→トッテナム指揮官、リバプール監督に猛反論「ミッキーの無謀なタックルなんて見たことがない」

2025年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もし私のDFがそうしないなら、彼らは真のDFではない」

ファン・デ・フェンのタックルに遭いながらゴールを決めたイサク。(C)Getty Images

 トッテナムのトーマス・フランク監督が、リバプールのアルネ・スロット監督に反論した。英紙『The Guardian』が伝えている。

 両クラブは12月20日にプレミアリーグ第17節で対戦。アウェーのリバプールが2-1で接戦を制したなか、先制点を挙げて勝利に貢献したアレクサンデル・イサクが、得点時にミッキー・ファン・デ・フェンのタックルを受け、負傷交代した。

 今夏に英国最高額の移籍金1億2500万ポンドでリバプールに加入したスウェーデン代表FWは、腓骨を骨折。手術が必要で、数か月の離脱を余儀なくされた。

 スロット監督は不満を露わにし、「あれは無謀なタックルだった。もし同じようなタックルを10回繰り返せば、10回とも選手が重傷を負う深刻な危険性がある」と言い放った。
 
 一方で、フランク監督はオランダ代表DFを擁護。「多くの点で明らかに異論がある。ミッキー・ファン・デ・フェンというディフェンダーは、ゴールを阻止するためならあらゆる手段を尽くす選手だ」と訴え、"正当性"を強調した。

「これはトランジションだ。彼は全力で戻っている。サイドにボールが流れた際、彼はシュートをブロックしようとあらゆる手段を尽くした。だからスライディングした。不幸にもイサクが足を真っ直ぐに踏み込んだため、実際より悪質に見える結果となった。これはどのディフェンダーにも起こり得る自然な反応だ」

 アンジェ・ポステコグルーの後任として、今季からスパーズを率いるデンマーク人指揮官は、さらにこうも語った。

「もし私のディフェンダーがそうしないなら、彼らは真のディフェンダーではないと思う。だから全く問題視していない。ミッキーが無謀なタックルをする姿は見たことがない。私の記憶では、彼は非常にフェアで競争心旺盛な選手だ。両選手が話し合って解決したこともご存知だろう。それが問題を解決した良い証左だ」

 敵将に自軍の選手を大っぴらに悪者扱いされ、フランク監督は憤りを感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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