「異例の加入だった」「不可解」欧州名門の23歳日本人、半年でまさかの退団か。出場1試合に現地メディアも困惑「有能な選手に見えたが…」

2025年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼はセルティックでインパクトを残せなかった」

8月以降は出番が与えられていない稲村。(C)Getty Images

 前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔が所属するセルティックは、12月21日に開催されたスコットランドリーグの第18節で、アバディーンとホームで対戦し、3-1で勝利を収めた。

 その試合で久々にベンチ入りした稲村は、しかし約4か月ぶりの出番は回ってこなかった。今夏に、アルビレックス新潟からスコットランドの名門に加入した23歳のDFが出場したのは、8月のリビングストン戦のみだ。

 そのレフティは半年で退団するかもしれない。セルティックの専門メディア『67 HAIL HAIL』は「稲村の加入は、控えめに言っても異例の出来事だった」とし、退団の可能性を報じた。

「(元監督の)ブレンダン・ロジャーズの言葉を借りれば、彼は『クラブが契約した選手』だった。稲村は23歳でありながら、これまでのキャリアでトップチームの出場はわずか36試合だった。旗手怜央や古橋亨梧と同じように、彼も大卒だったからだ。しかし、旗手と古橋の2人とは異なり、彼はセルティックでインパクトを残せなかった。彼にはそのチャンスは与えられず、グラスゴーに来てわずか6か月で、すでに退団が決まっているようだ」
 
 同メディアは「左利きのDFである稲村は、7月にニューカッスルとの練習試合に出場し、堅実なパフォーマンスを見せた」とし、こう続けている。

「彼はまた、リビングストン戦でロジャーズ監督から突然先発出場を与えられ、90分間フル出場し、再び有能な選手のように見えた。しかし、序列では彼より上位の左SBが多数いる中で、彼の契約は週を追うごとにますます不可解なものになっていった。ヨーロッパリーグの登録すらされていなかったことを考えるとなおさらだ」

 ほぼ出番を与えられず、現地メディアも困惑しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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