12月21日にアジアサッカー連盟（AFC）が発表した「AFCネーションズリーグ」構想は、物議を醸している。

　UEFAネーションズリーグの様に、インターナショナルウィーク中にアジア各国で公式戦を行なうという計画は、親善試合ではなく真剣勝負ができるというメリットがある。その一方で、日本のような強豪国にとっては、デメリットが大きい。レベルの高い他の大陸の国とフレンドリーマッチを組むのが難しくなるからだ。

　中国のメディアは概ね好意的に受け止めているようだ。同国のポータルサイト『捜狐』は複数の記事で、「中国代表にとっては間違いなく朗報だ」「５か月間試合を行なっていなかった中国代表にとって、ようやく安定したトレーニングの機会が得られるかもしれない」「世界ランキング93位の中国にとって、大陸間大会以外で適切な強化試合の相手を見つけるのは実はかなり難しい」などと報じた。
 

　ただ、中国国民からは、次のような否定的な声が少なくない。

「これは大惨事になる」
「恥をかく機会をさらに与えてくれた AFC に心から感謝するよ」
「韓国と韓国とは２軍で我々を叩きのめすだろう」
「ネーションズリーグが始まっても、中国サッカーは何も変わらない」
「恥をかく機会が増えただけだ」
「こんな大会は時間の無駄」
「3090年ワールドカップに向けての準備」
「中国代表にとって良いニュースは悪いニュースだ」

　実際に実現となれば、アジアのサッカー界を大きく揺るがす事態となるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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