「4番手に降格」いまだ“0得点”の日本代表FWにさらなる危機…古巣の放出は「適切だった」「力が落ちているのを感じ取っていたのかも」

2025年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

カップ戦で挙げた1ゴールのみ

セルティック退団後は、公式戦1ゴールの古橋。(C)Getty Images

 移籍が決まって5か月が過ぎても、まだリーグ戦で得点がない状況を想定した人は少ない。

 今季、チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガムに加入した古橋は、ここまでカップ戦で1ゴールを挙げたのみにとどまっている。レンヌでの半年間に苦しんだものの、セルティックで得点を量産した実績があるだけに、期待外れの補強との声も少なくない。

『Birmingham Live』は12月18日、「今のところ、セルティックは適切なタイミングで取引をしたと思われる。キョウゴの力が落ちているのを感じ取っていたのかもしれない」と報じた。

「バーミンガムのクリス・デイビス監督とセルティック、そして売却した監督のブレンダン・ロジャーズとの関係を考えれば、本当にそうだったのなら、必ず警告を受けていたはずだ」
 
 ただ、ひとたび決めればその後はゴール量産というケースも少なくない。同メディアは「彼はハマりこんでしまっているだけで、そう遠くない昔ならお手の物だったチャンスを決めることができていないだけかもしれない」と続けている。

「それはあり得ることだ。最も本能的なスコアラーでさえ、しばらく得点できていないときは、がら空きのゴールを前にプレッシャーに崩れることがある。一度決まってしまえば、普通は得点を量産するようになるものだ。理想は、年が明ける前、1月のマーケットが開く前に、バーミンガムの得点に関する懸念を和らげてくれることだ」

 しかし、サッカーの世界で周囲の忍耐は長く続かない。Birmingham Liveは「1月に別のFWを獲得したら、キョウゴは4番手に降格となるだろう。誰もそれは望んでいない。だが、デイビスは決定機を外すストライカーに頼り続けることができる立場にない」と締めくくった。

「2025年のキョウゴは、バーミンガムが獲得したときに期待したバージョンではなかった。彼がまだセルティックを熱狂させたゴールマシンなのであれば、本当にすぐにそれを示す必要がある」

 30歳の日本代表FWは現状を打破できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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