「彼らに欠けているのは…」元マドリーのエースが不調の古巣に言及。タレント集団ゆえの問題を懸念「一人ではすべてを成し遂げられない」

2025年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督にできることはない」

直近8試合でわずか2勝と調子を落としているマドリー。(C)Getty Images

 かつてレアル・マドリーのエースとして活躍した元フランス代表FWのカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が、不調の古巣に見解を述べた。スペイン紙『MARCA』が伝えている。

 今季の開幕から公式戦7連勝と好スタートを切ったマドリーは、ラ・リーガ第7節のアトレティコ・マドリー戦こそ2-5で大敗したものの、直後に6連勝を飾り、再び強さを示した。

 しかし、その後の8試合でわずかに2勝とまさかの失速。直近のマンチェスター・シティ戦(チャンピオンズリーグ)も1-2で敗れた。結果を残せていないチームへの風当たりは厳しくなっており、シャビ・アロンソ監督の解任論も浮上している。
 
 勝利から遠ざかるマドリーの状況を受け、母国メディアの取材に応じたベンゼマは、「彼らに欠けているのは、突き詰めれば連係だ。キリアン・エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガム、ロドリゴの間でのものだ」と語り、次のように続ける。

「全員がピッチ上で自分が何をすべきかを理解する必要がある。ベリンガムは、自分はゴールゲッターではなくプレーメーカーだと理解しなければならない。エムバペは、プレーメーカーではなくゴールゲッターだ。ヴィニシウスは、守備的ミッドフィルダーではなく左ウイングだ。全員がピッチ上で自分の役割を分かっていれば、それでいい。なぜなら、我々が話しているのは世界のトップ10に入るような選手たちであり、しかも彼らは同じチームにいるのだから」

 さらに、その立場が不安視される指揮官については、「監督にできることはない。スター選手をうまく管理する。あとは選手たち次第だ」とし、タレントが揃うマドリーのようなメガクラブで大切にするべきことに言及した。

「もしチームメイトが自分より優れているなら、それを受け入れなければならない。自分の前にいる誰かが自分より多く得点するという事実を受け入れないこと、そこに問題がある。だからこそ、5人や6人の偉大な選手が一緒になると問題が生じるのだ。彼らは皆、それぞれに何かをもたらす。そして結局のところ、ゴールゲッターは他の選手より少し多く注目を浴びる。しかし、彼は常に他の選手の助けを必要としている。一人ではすべてを成し遂げられない」

 誰かが誰かのために。チーム一丸となって戦うことを訴えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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