日本代表、べースキャンプ地の“第1希望”確保は困難か。森保監督が理由を説明「ポット1がそこでやると言ったら…」

2025年12月12日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「一点買いすると、プランが全部崩れてしまう」

帰国早々に取材に対応した森保監督。(C)SOCCER DIGEST

 12月5日に行われた北中米ワールドカップの組分け抽選会で、ポット2の日本はオランダ、チュニジア、欧州プレーオフB(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)の勝者と同じF組に入った。

 抽選会に出席した後、ベースキャンプ地の視察をして12日に帰国した日本代表の森保一監督が、囲み取材に応じた。

 森保監督は、キャンプ地について、オランダとの初戦、欧州プレーオフB勝者との第3戦のグループステージ2試合を戦うダラスを中心にチェックしたという。

「ダラスを中心に見て回ってきました。ダラスは3箇所見てきましたけど、一番キャンプ地として考えられる施設が揃っている。トヨタスタジアムも使える。ただ、ポット1(の国が)がそこでやるということになったら、我々が狙うことはできない」

 希望キャンプ地が被った場合、ポットが高い国が優先されるため、ダラスでできない場合を想定しているようだ。
 
「ポット1がそこでやると言ったら、優先権がポット1にいくので、そこだけ一点買いすると、プランが全部崩れてしまうので。であれば、次のオプションを考えておいて、最適な方で落ち着いてやるということを考えています」

 指揮官は「我々はワールドカップ出場を早く決められたので、いろいろな選択肢を考えて、もうすでにかなりの数のキャンプ候補地を見てきて、いろいろな想定に合わせて事前キャンプとベースキャンプを一つにするのか、別々にするのか等々を考えながらやってきた。想定していた流れですけど、事前キャンプとベースキャンプはひょっとしたら別にするというところをもう一回検討して決めたいなと思っています」と説明した。

 第1希望はダラスであるものの、ポット1が使用する可能性が高く、次善の策を練っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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