「選手全員が素晴らしいエネルギーをピッチに運んでくれた」
今季は不動のレギュラーとしてプレーする鎌田。(C)Getty Images
12月7日に行われたプレミアリーグ第15節、敵地でのフルアム戦に先発出場した鎌田大地は2-1の勝利に貢献した。今季、好調を維持しているクリスタル・パレスは2連勝でリーグ4位に浮上した。
試合後の記者会見でオリバー・グラスナー監督は、「12月の時点で4位だからといってボーナスポイントがもらえるわけではない」と強調。そのうえで、チームのパフォーマンスについては「ヘビースケジュールが続くここ数試合では、『試合終了に近づくと選手たちが疲れている』と話すことが多かったはずだが、今日はまるでその逆だった。出場した選手全員が素晴らしいエネルギーをピッチに運んでくれた」と満足げに述べた。
イングランド代表のアダム・ウォートンとのダブルボランチの一角を担った鎌田も、監督の言葉どおり、序盤から精力的にピッチを走り回って存在感を示した。
前半は守備での貢献度の高さが目を引いた。中盤では果敢なタックルで相手の前進を食い止め、タイミングよくボールをインターセプトして敵の攻撃の芽を摘んだ。かと思えば、チームがピンチに陥った際には必死にバックラインまで駆け戻りボックス内でボールを跳ね返す場面も。
オフェンスに転じると、冷静にワンタッチパスをつなげて好機をつくり出す。今季は横に並ぶ相棒ウォートンとのコンビネーションの良さが際立つが、この試合でも状況に応じてお互いのエリアをカバーリングし合いながら、ともに敵陣に顔を出しては危険なパスを繰り出すシーンが幾度も見られた。
例えば17分。後方からのくさびのパスを受けた鎌田はワンタッチで前方に出してスペイン代表ジェレミ・ピノへ。流れるようなプレーから、最後はフランス代表のジャン=フィリップ・マテタがフルアムゴールに迫った。得点にはつながらなかったものの、スタジアムに詰めかけたイーグルスサポーターを大いに沸かせた。
さらに3分後に生まれたパレスの先制点は、もう一人のボランチを担うウォートンが繰り出したものだった。ビルドアップで起点となったウォートンのパスを味方がつなげ、最終的には再びウォートンの足もとへ。エリア内へスルーパスを入れると、素早く反応したエディー・エヌケティアが鮮やかに決めている。
試合後の記者会見でオリバー・グラスナー監督は、「12月の時点で4位だからといってボーナスポイントがもらえるわけではない」と強調。そのうえで、チームのパフォーマンスについては「ヘビースケジュールが続くここ数試合では、『試合終了に近づくと選手たちが疲れている』と話すことが多かったはずだが、今日はまるでその逆だった。出場した選手全員が素晴らしいエネルギーをピッチに運んでくれた」と満足げに述べた。
イングランド代表のアダム・ウォートンとのダブルボランチの一角を担った鎌田も、監督の言葉どおり、序盤から精力的にピッチを走り回って存在感を示した。
前半は守備での貢献度の高さが目を引いた。中盤では果敢なタックルで相手の前進を食い止め、タイミングよくボールをインターセプトして敵の攻撃の芽を摘んだ。かと思えば、チームがピンチに陥った際には必死にバックラインまで駆け戻りボックス内でボールを跳ね返す場面も。
オフェンスに転じると、冷静にワンタッチパスをつなげて好機をつくり出す。今季は横に並ぶ相棒ウォートンとのコンビネーションの良さが際立つが、この試合でも状況に応じてお互いのエリアをカバーリングし合いながら、ともに敵陣に顔を出しては危険なパスを繰り出すシーンが幾度も見られた。
例えば17分。後方からのくさびのパスを受けた鎌田はワンタッチで前方に出してスペイン代表ジェレミ・ピノへ。流れるようなプレーから、最後はフランス代表のジャン=フィリップ・マテタがフルアムゴールに迫った。得点にはつながらなかったものの、スタジアムに詰めかけたイーグルスサポーターを大いに沸かせた。
さらに3分後に生まれたパレスの先制点は、もう一人のボランチを担うウォートンが繰り出したものだった。ビルドアップで起点となったウォートンのパスを味方がつなげ、最終的には再びウォートンの足もとへ。エリア内へスルーパスを入れると、素早く反応したエディー・エヌケティアが鮮やかに決めている。
その後、パレスは同点に追いつかれ、鎌田は65分から右トップ下へと移動。すると68分には、ピッチの中央でウォートンのパスを受けた日本代表MFが2人のディフェンダーの間を縫った絶妙なスルーパスを繰り出す。左SBタイリック・ミッチェルが好クロスを中央に送り込んだものの、マテタに代わってCFに入ったクリスタントゥス・ウチェの動きが鈍くゴールにはいたらず。
さらに最終的に決勝点へとつながった連続コーナーキック前のオープンプレーでも、鎌田の抜群の視野の広さが発揮された。自陣でボールを受けた18番がトラップ後にすかさず反転し、左足で左サイドへ好パスを送り込む。再び全力で加速したミッチェルがフリーでボールを受けて中央へ折り返す。今度はゴール前に走りこんだウチェが右足で滑り込みながらシュートに成功。素早く出てきたGKに止められたものの、その後続いた2回目のCKをキャプテンのマーク・ゲイがヘディングで仕留めて勝利を手繰り寄せたのである。
さらに最終的に決勝点へとつながった連続コーナーキック前のオープンプレーでも、鎌田の抜群の視野の広さが発揮された。自陣でボールを受けた18番がトラップ後にすかさず反転し、左足で左サイドへ好パスを送り込む。再び全力で加速したミッチェルがフリーでボールを受けて中央へ折り返す。今度はゴール前に走りこんだウチェが右足で滑り込みながらシュートに成功。素早く出てきたGKに止められたものの、その後続いた2回目のCKをキャプテンのマーク・ゲイがヘディングで仕留めて勝利を手繰り寄せたのである。